防災有田みかん会議2026を開催しました!
10月31日、3回目となる「防災を有田のみんなでかんがえる会議」通称『防災有田みかん会議』を福祉館なごみで開催しました。
年に一度は、テーマ性をもって防災について住民の皆さんと一緒に考える機会をつくりたいと続けています。
今年は「孤立が危惧される有田市でどう助け合うか 被災地の教訓」と題して、災害ボランティアセンターと言えば!のこの方、「にいがた災害ボランティアネットワーク」から李仁鉄理事長をお招きしました。

冒頭の自己紹介では、確か100の被災地経験があると仰っていました。
ハザードマップを「読む」
自治体から公開されているハザードマップは各戸に配付されたり、ネット上でもすぐに見ることができます。
ただ、そのハザードがどんな事を意味するのかまで考えてみたことはあるでしょうか?
李さんはからは、ハザードマップは「見る」ものではなく「読む」ものという教えをいただきました。
ハザードマップをみると、0.5m未満から色がついています。
次にあるのは、有田市が公開している洪水ハザードマップの抜粋です。

この一番下のレベル、0.5m未満だったら大丈夫なんでしょうか?
李さん曰く、05.mだと車が浸かってしまい、壊れる可能性が高いそうです。
また、床下に水がたまり、最近の住宅だとその水を抜かなければならない。
そういえば、「逃げ地図」ワークショップの際、車いすユーザーはこの深さで進めなくなると確認したことを思い出します。
1mになると、床上まで水がきて、畳がダメになる(しかも、濡れた畳1枚は60㎏)、壁に埋まっている断熱材が水を吸うなどの影響が出るそうです。
床上20㎝ぐらいの場所には何がありますか?そうです、コンセントが浸かり、家電への影響が出てきます。
こんなふうに聞くと、地図に書かれた数字や色が自分の暮らしに影響を出すのだと実感が増しますよね。
支援を「拒む」被災者心理
普段「助けて」や「お願い」と言葉に出すことがどれほどハードルが高いことなのか、受講者全員が納得した例え話をお聴きしました。
それが災害時になるとますます強く現れるそうです。
・頭では自分ひとりではできないと分かっているけど、言葉に出せない。
・何を頼めばいいのか分からない。
・誰に頼めばいいのか分からない。
そんなことがたくさん起こり、被災したことだけではないしんどさが重なるのだろうと感じました。
そうして、孤立していくこともあるでしょう。
ましてや私たちの暮らす町は、道の数が少なく、海と川と山に囲まれているので、孤立する可能性が高いです。
だからこそ、知り合い同士が声をかけることや、こちらから声をかけること、一度ではなく何度も確認していくことが必要なんだと確認しました。
受講者アンケートにも、「相談はしにくいということが李さんのお話ですごく良く分かった」という内容がありました。
講義の中で、災害ボランティアセンターについても触れていただきましたが、その主語は「ボランティアが」どうしたいではなく、「被災者が」どうしたいかであることも教えてもらいました。
地理的に孤立してしまう恐れもある有田市ですが、地元の中でまずは助け合える関係性を大切にしていけるように普段の活動でも意識していきたいと思います。

実は、この講演は2階会場で実施しましたが、1階では「地域協働型災害ボランティアセンター運営スタッフ養成研修」を同時開催しており、1階の皆さんには同じ建物の中オンライン配信で視聴していただきました。
予想していましたが、李さんは話しながら歩き回る方なんです・・・💦。
スマホカメラ担当をつけ、テレビクルーのように李さんの動きを追いかけ配信していました(笑)。
この日は、箕島高校の生徒さん、老人クラブのみなさんがたくさん参加してくれました。いろんな世代の方が防災について考えるこの機会を大切にしていきたいと思います。
(投稿者:M.T)







