ブログでのご報告が遅くなっている今日この頃ですが、今日も又、やはりブログに綴っておきたいという活動をご報告します。
去る2月24日(日)に「まちの自慢マップをつくろう!in 野」を開催しました。
かわいい参加者さんに癒されながら、たまにマイクを奪われながら(笑)楽しんできました。
「野みかんセンター」 こんな有田らしい名前の建物、皆さん行ったことがありますか?
実は、ワーカーも今回初めて使わせていただきました。
2階には歴代の自治会長さんのお名前、昭和22年の野地区の航空写真もありました。
な、何にもないですね…(汗)と思わず口に出してしまいました。
もうすぐ新しい道もできる野地区、また様子が変わっていくんでしょうね。
でかでかとホワイトボードには、お写真がネット上にアップされることも予告しておきました。説明させてもらっても異議なしだったので使いますね。
野地区に暮らす年代様々な40人弱が集まってくれました。20代~80代まで揃いました!
この日の目的は、野地区にあるいろんなものを地図に落として、こんなとこ揃ってていいよね、ここが足りないねという気付きをしようというのが狙いでした。そして、その作業を通して、普段接していない人とも距離が縮まるはず!と考えてやりました。
実際、例えば老人クラブに所属している方、婦人会の方など、席はくじなの?え?一緒に来た人と座れないの?と初めは少し不安そうでした。お互いを知る自己紹介ゲームをしながら、「今まで話したことなかったよ」「あぁ!あそこの人?!」などワイワイと楽しそうに進めてくれました。
そして、いざ、マップづくりが始まると・・・
ほら!このとおり!(笑)
こちらから、まず野地区と他地区の境界線を書きましょうと言うと、すぐ立つ!すぐ指指す!すぐ言い合う!という様子が繰り広げられました。
意外と難しい。この家は違う、この道から?と皆さん自然と会話が生まれました。
6チーム、実はみんな微妙に違う囲み線ができてしまいました。
ワーカーには分からないので、一番合ってるチームは自治会長さんに選んでいただきました。
自治会長経験者などがおられると、正答率があがります。
この後、マジックの色を変えて、
① 商店 取り扱い商品・お得情報 (あか)
② 公共施設・福祉施設等 (みどり)
③ 自主サークル・活動 (あお)
④ 地域のたまり場 ベンチ・自販機 (みずいろ)
⑤ 得意なことがある『人』 (オレンジ)
⑥ スポーツ・体操 (ピンク)
を地図の上に敷いたセロハン紙に書き込む作業を続けました。
たくさん書けている班から発表してもらうと、「あ~!あるある!」という声もあがったり、そんなこと得意な人がいるんだなと勉強になったりしました。
すべての工程を終え地図を見て考えてもらいました。
ピンクの付箋に「いいところ」 水色の付箋に「足りないもの・あったらいいなと思うもの」
を書いて発表してもらいました。残念ながらピンクが出ない!
ワーカーから一緒に活動させてもらった感想をお伝えしました。
急な呼びかけにこれだけの人数が集まって、こんなにみんなで楽しく作業できたことは野地区の何にも代えられない「いいところ」であることをお伝えしました。
水色の付箋には、スーパーとか移動販売などがあげられ、確かにこの地区にないものなので地域の課題であり、これは少し時間をかけて考えていくことだと思うこと。逆に「たまり場」などはみなさんの意思でつくっていけるもの。そういう場があることが災害時などにもきっと役立つつながりをつくりますよねと話をさせてもらいました。
このまちに住む子どもたちに、「ここにはええとこないんや」と大人が言ってしまえば、子どもたちは出ていってしまいます。
みんなでピンクの付箋を増やしていきませんか?と声をかけると「はいっ!」ととても頼もしい返事が返ってきました。
社協としては初の試みでしたが、こんなに地域の皆さんが楽しく活動してくださって、私たちワーカーもほんとに嬉しく思いました。
今日の気づきを一緒につなげていきたいと思いました。
企画からご相談にのってくださった自治会長さんや、お手伝いいただいた地域の方々にも感謝しています。
おまけ
実は、この日飛び入りで大阪府内の社協ワーカーさんが見学に来てくれました。
せっかくなので写真係やお子ちゃま担当などをしてもらいながら、大都会に勤務されているワーカーさんに有田の方々と話をしてもらいました。スーパーがないというのは都会でも同じ課題だそうですが、都会には数えるのも面倒なほどコンビニがあり、そこを活用されるそうです。野地区も高いところにコンビニはありますが、高齢者の生活の中では解決まではいきません。
みんなで少しずつできることを持ち寄って、考えていきます。