さぁ、今年も宮原小学校4年生と社協のなごみデイサービスとの取組が始まりました!
コロナ禍に突入した2020年度はお休みしましたが、2015年度の4年生から継続している交流です。
小学校4年生というのは、学齢的にもとっても好奇心旺盛で、みんなたくさん発表もしてくれました。
「高齢者」もさまざま
対峙する相手を知るために座学から始めますが、先に情報として子どもたちの同居率や同居しているおじいちゃん・おばあちゃんの年齢を聞いています。
和歌山県有田市宮原町、いわゆる田舎での同居率はといえば・・・。
このクラスは20人の出席児童のうち、同居は3人!15%しか同居していないんですね。もう一つのクラスはもう少しありましたが、それでも6人ぐらいだったと思います。ワーカーがこの質問をし始めてからもどんどん減っています。
そして、その同居のおじいちゃんおばあちゃんの年齢を問うと…。
60歳!61歳!65歳! わ!校長先生と近い!(笑)
というお話から、デイサービスを利用されている同じ「高齢者」という枠組みの方々の年齢層はもう一回り上であることを伝えます。年を重ねて変化していく体の仕組みや認知症についても少し触れました。
だれもが誰かの大切な存在
体の特徴を知った後は、デイサービスで高齢者がどんなふうに過ごしているのかを話します。介護が必要な方であるというお話をずっと聞いていると、子どもたちの感想の中には「スタッフさんにいろいろ支えてもらってがんばって生きていると分かった」という内容も出ました。
そこで、ワーカーからは改めて、デイサービスに来られている方々の役割についてお話をしました。
ただ、誰かの支えによって生きているのではなく、”その方々も誰かの支えになっている”ということです。ずっと元気でいてほしいからスタッフは趣向を凝らしたレクリエーションを考えたり、ずっとそばにいてほしいからとご家族は一生懸命働いているかも知れません。
そしてそれは、子どもである皆さんも同じこと。みんなの存在が家族や先生、友達に元気をくれているし、また頑張ろうと思わせてくれる。
そんな風にどんな立場の方も誰かにとって大切な存在であることをお話しました。
現在はまだ高齢者施設での面会や交流は再開していません。
今年度はどんなアイデアで今の時代らしい交流を考えてくれるのか、こちらもとても楽しみにしています。またワーカーブログで続報をお伝えします。