和歌山大学観光学部のLPP(旧LIP)活動は、有田市社協と一緒に動き始めて6年目となります。居場所づくりから始まって、昨年度は『第3次有田市地域福祉活動計画』の策定にも大きく貢献してくれました。
その中で学生たちが情報発信の重要性を感じ、特に高齢者が情報を受け取ることができるようにサポートしたいと考えてくれていました。
活動計画のためのワークショップも一緒に運営してきてくれた学生たちは、単なるスマホ講座ではなく、それを使って交流することを大切に考えてくれています。
本来は夏にキックオフをしようとしたものの、コロナ第7波(泣)。
ようやくいい季節に、外の素敵な場所をおかりして開催できました。

今回場所をお借りしたのは、箕島駅前に突如現れたTamarivaという場です。
これはイベントではなく、どんな可能性が箕島駅前にあるのか、どのようになれば箕島駅前が楽しくなるのかを継続的に実験していく取組だそうです。※3日間の実験のため現在は撤去されています。
2回講座の初回には、8月のサマーボランティア体験講座が中止になって参加できなかった中学生も参加しました。

当日は、事前予約の方とTamarivaにおられた方も飛び入りで参加されました。講座としてお伝えしたいことは紙にまとめており、マンツーマン相談だったので、それぞれの疑問点にもたくさんお答えしていました。

「聞いてもまた忘れてまうよ~」という高齢者の声に、さらに詳しいやり方を書き込み、そのページに折り目を付けていた学生!優しさはプライスレスですね。
三者三様は相談内容だけでなく、もっているスマホもです。
学生の方が「らくらくフォン」に初めて触れる中、めちゃくちゃ強く押さないとクリックできない仕組みにされているのかもという気づきを漏らしていました(笑)。

参加された方の声

「子どもが遠方にいるので教えてもらうことが出来なくてとてもよかったよ。ラインのスタンプをどうやったら登録できるのか分からなかったからもうスッキリ!これでスタンプを送れるわ!」
「グーグルマップというものを初めて使いました!もうこれでどこで迷子になっても家に帰れるわね(笑)」
他にも、ペイペイの登録や、某スーパーのアプリについてなど生活に密着したご相談にもお答えしていました。

ご要望があればお声掛けください

今回の講座で学生たちは手ごたえを感じています。
大学生たちの日程調整は必要ですが、異世代交流を兼ねて他の場所へも行かせてもらいたいと思っています。また、このノウハウをもっと下の学齢の子どもたちにも広げていくことが出来たらと考えています。
今回参加した中学生の中には、直接感謝の言葉をもらえて嬉しかったという言葉もありました。子どもたちがそんな経験をできる場をつくっていきたいと思います。
ご相談は 有田市社会福祉協議会(宮本)TEL 0737-88-2750 まで