先ほど、この温暖な有田にも粉雪がちらつきました。
とても寒い日、昨日午後発生した有田市内の工場火災で消防署員は今も消火活動を続けられているそうです。
昨夜は行政も避難所開設や運営、自治会の皆さんもきっと走り回られたことだろうと思います。
避難されていた方、付近の住民の皆さんのご心労もお察しします。
皆さん、本当にお疲れ様です。
早く鎮火し、付近の住民の皆さんに平穏な時間が戻りますように。
そんな日に、今年初のブログを綴ろうと思います。という訳で本日のお題は
『工場火災から思うこと』
私は昨日、自宅でふと開いたフェイスブックで火災の情報を目にしました。
間もなく、市内の無線放送で初島地区に避難指示が出されました。
思い浮かんだのは、担当している一人暮らしの高齢者。
四捨五入すれば100歳に近い年齢です。情報を把握しているとは思えませんでした。
ケアマネさんに連絡し、急きょヘルパー派遣していただいたところ、ちょうどご近所さんが避難しようと誘いに来てくれていたそうです。
やはり、ご本人は状況把握はできておられなかったそうです。
ご近所の有難みを感じました。
障がいのある方を支援しているスタッフさんらも、避難所へ行けない障害のある方に頼れる身寄りはあるのかなど調整に時間がかかったということです。
災害時こそ普段のつながりが大切だと、いつも言葉は頭に入っているものの、実際にこうした状況になるとちょっとしたことの確認が抜けていることに気づきます。
ご近所との関係がどこまでできているのか、今回のケースでもきちんと把握できていませんでした。
災害時要援護者台帳の登録なども、どの方が出来ているのか抑えておく必要があると感じました。
集団や新しい環境に馴染みにくい特性のある方などへの配慮もどう考えていくべきか。
普段の居場所も少ないと嘆く有田市において、これもまた課題であると思います。
今回は幸いけが人もなく、明け方には避難指示も解除されました。
避難が長引けば、また別の問題も起こってくると思われます。
本当にたくさんの想定で、普段からの備えが必要だと感じました。
こうして感じたことを多職種で共有できる場を設けるのも社協の役割に思います。
社協ワーカーとして、今後の課題ときちんと受け止めます。