10月3日の和歌山市六十谷の水管橋崩落により、6万世帯もの住民の皆さんが断水により大変な思いをされています。明日には送水再開予定と発表されていますが、当該地域の皆さまに安定した水の供給が行われることを願っています。

災害時協力井戸

この間、SNSではたくさんの情報があふれていました。その中に「災害時協力井戸」という言葉もありました。大地震等の災害時に長期間水道が断水状態になった場合に、洗濯やトイレ等に使用できる生活用水(飲料水以外の水)を、無償で近隣住民に提供していただける井戸のことを言います。

この標識が目印です

ちょうど、今日、宮原町にある地域交流拠点「宮原さん家」(宮原小学校東隣)に伺うと、管理運営者である宮原地域交流協議会の藤本会長が、和歌山市断水から必要性を感じ、この災害時協力井戸の登録をしてきたと教えてくださいました。

宮原さん家の西側奥に井戸があります。

有田市では随時新規登録を募集しているそうです。この機会に、地域の皆さんのために非常時の備えとして登録されませんか?
詳しくは、有田市公式ホームページでご確認ください。

https://www.city.arida.lg.jp/kurashi/bosai/hinansho/1000698.html

そして、現在どこにその災害時協力井戸があるのかを知っておくこと、また、万一の時のためにその情報のありかを知っておくことも大事です。ご紹介している有田市公式ホームページからその場所を知ることが出来ますので、皆さんも一度ご確認ください。
有田市では地図へのリンクもしてくれているので、すごく便利です!

災害時協力井戸の場所をみる方法

https://arida.dmacs.jp/open/

こちらをクリックするとグーグルマップに飛びます。開いてみるとお分かりになると思うのですが、一見したところ、「ん?どこにあるん?」となると思います。いざという時に困らないように、普段こういうマップを使わない方のために解説を入れておきます。

開くとこういう表示になっています。え?井戸はどこに?と思いますよね。
スマホでも同じように、右端にあるマークをクリックしてください。
すると、「レイヤー一覧」と言われる分類が表示されます。
その中から見たい選択肢を押すと、地図上に番号が現れ、どこにあるのかが分かるようになります。

せっかくある情報も、見る方が使い方を知らなければ効果半減どころか、その問合せ対応が増える可能性もあります。
こうしたことについても、普段からできることを考えていきたいと感じました。
コロナ禍以降、有田市社協ではオンラインを使うことが日常的になりましたが、それをそのまま地域の皆さんにお願いすることはまだまだできません。でも、今回の和歌山市の断水の際に、やはり情報を知る・発信することが出来るのは暮らしを守ることにつながると感じました。まちづくりワークショップでも情報発信が大事だという意見が多く出されましたので、なお一層取り組んでいきたいと思います。