2月23日に紀文ホールで開催しました。
10代~70代の活動者がそれぞれ取り組むことを紹介しあいながら、有田市での「居場所」について、観客のみなさんも一緒に考える時間となりました。
この報告会の模様は3月中に本会公式YouTubeチャンネルで配信予定です。お先に少しだけブログで当日の様子をご報告します。

ドキドキの登壇者たち

今回の異世代活動報告会では、16人もの方にさまざまな形で登壇していただきました。本番前のリハーサルでは、緊張を隠せない方から余裕や!と笑う方までさまざま。合間にそれぞれの活動について話したり、コラボ提案が出たり、つながりができました。
みんなで和気あいあいとリハーサルをして、本番に臨みました!

総合司会は今年も大学生たちにお願いしました。違う大学の二人ですが、スムースに進行してくれました。

司会の二人。右は「みんなの居場所」に参加しているボランティア学生。左は「和大箕島LPP」のリーダーです。

主催者 あいさつ

12月に本会会長に就任した濵田会長による主催者あいさつ。
会長が長年携わってきたスポーツから、私の居場所は水の中かもというお話も出ました。ほっとする場は人によってさまざまですからね。

話題提供 「居場所のもつチカラ」
有田市社協の実践にたくさん関わってくださっている先生です。担当ワーカーとの付き合いも長くなり、主催者の意図をきっちりお話の中で説明してくださいました。聴いてみたい!という方は動画配信をお待ちくださいね!

話題提供からトークの進行をお願いした摂南大学 上野山先生
アンケートからは話題提供の資料が欲しいというリクエストもあるほど、わかりやすいお話でした。そして時間管理ピッタリ(運営者の味方です笑)。

リレートーク ~6つの居場所~

リレートーク① にじいろこども会 「子ども食堂」
アンケートからは有田市に子ども食堂があると初めて知ったという声もありました。この活動には、ボランティアの運営者や地域の農家さんからの食材提供などさまざまな方の思いが集まっています。

代表の川口さん ご自身も子育て中のパパです。この日もおこちゃまたちが応援に来られていました。子ども食堂以外にも、ほんとにたくさんの活動をされています。

リレートーク② 箕島高校情報経営科3年 地域課題研究班
既に本会のYouTubeチャンネルにアップされている異世代活動報告会第1部に登場する高校生たちです。活動の中で、にじいろこども会のこども食堂にボランティアに参加しました。そこでの体験やこれからについて考えを伝えてくれました。

高校生として最後の舞台。セーラー服を着るのもあとは3月1日の卒業式だけですと言っていました。進路はバラバラですが、1年間の学びがどこかで活きてくれたらいいなと願います。

リレートーク③ よりみちユキ
ご自身の喫茶店が高齢者の居場所となっている岡崎さんが、さらに新たな居場所づくりを始めたというお話です。その行動力はあっぱれです。

スクリーンに映る新しい居場所は、ご夫婦もリノベーションに参加されたそうです。いや~すごい!いろんな人に使ってほしいという居場所。コラボ案も出ていましたよ。

リレートーク④ ボランティアグループ 陽だまり
山下さんは、15年もの長きにわたり、サロン活動をされてきたグループのリーダーです。こちらもさらに新しい活動を起こすというすごいパワーの持ち主です。

市内のあちこちの会場へ出向いていたサロン活動とは真逆のお待ちするサロンをスタート!その思いは配信でお聞きください。

リレートーク⑤ 就労継続支援事業所AGALA
社協が2017年におこなった居場所づくりの舞台「AGALA」。それを引き継いだ一般社団法人大地の上野山代表の日常。特別なことをしなくても、障害への理解と、活動に対する信頼が広がっています。

「進行の上野山先生と兄弟です」なんて余裕のジョークからスタート。AGALAのパンを買ったことはあっても、福祉事業所としての活動をご存じない観客の方も多かったようです。

リレートーク⑥ みんなの居場所@有田市
学校にいけない・いかない子たちのための居場所を運営する大学生チームの発表でした。手探りで始めて約半年。大学生という年齢だからできることをこれからも頑張ってもらいます。

こちらも違う大学同士。でも、毎週の活動ですっかり学生たちはチームになっています。それぞれの得意が見えて活動の役割分担もできています。

リレートーク⑦ 有田市健康推進課 引きこもり支援
制度の狭間といわれる「引きこもり」という課題に取り組む桃井課長のお話は、その定義から現状、有田市での取り組みと短時間で幅広くお話していただきました。

少しでも市民の皆さんに知っていただきたい。よい機会をいただけたと何度もおっしゃってくれる熱心な課長です。

コメントをくださったのは地域福祉を所管する福祉相談室室長。
地域福祉というのは本当に幅広く、行政も社協もアンテナを張って地域を知る必要があると改めて感じました。

行政の担当課に地域の皆さんの活動や課題を知っていただくのはとても大事なことです。ご登壇に感謝します。

プチスマホ講座 箕島LPP
地域でやっているスマホ講座の一コマを披露。リレートークで登場した居場所の所在地確認をしてくれました。アンケートには、もっとスマホ講座やってほしい!という嬉しいリクエストがありました。

和大箕島LPPからお二人。右の4年生は間もなく卒業。4年間ずっと箕島LPPに所属し、熱心に活動してくれました。社会人になっても次の地域でその力を発揮してくれると確信しています。

全員トーク

最後のセッションは、全員で未来志向のお話をしていただきました。
どんな居場所にしていきたいか、何ができるか。そんなお話を聴いていた観客の皆さんのアンケートには「私も居場所づくりをやってみたい」という言葉がいくつもありました。

さぁ、ブログを読んでくださっている皆さんもどんなお話だったのか気になりますよね!配信の準備が整ったら改めて本会のホームページでお知らせします。好きな時間に好きな速度で視られるのが配信の利点ですので、それぞれの居場所でそんな時間をもってみてください。