今回は、昨年12月からスタートした新堂老人クラブの方々より「買い物サポート」の取り組みについて、お話を聞かせていただきました。
お話いただいたのは、新堂老人クラブ会長 宮﨑さん、佐原さんです。
取り組みの概要からお話いただきました。
昨年、開催した「朋輩いっぱい作戦会議」に参加された新堂老人クラブの女性役員さんから「買い物」の困りごとについて次のようなお話がありました。
・高齢になると、重いものを1人では持てない。
・車の運転ができないので大きいものを買うと配送料の方が高くつく。
普段一緒に活動している女性役員からの困りごとを聞いた男性役員たちが、僕らにできる助け合い活動をやってみようとの事になり始まったと。
活動日を毎月10日と決め、買い物は有田市内の店舗に限定し、男性会員2名1組で、男性会員のマイカーにて買い物に出かけているそうです。
買い物に行った店舗は、ホームセンターコーナンへ、家庭菜園用の肥料、米屋に10㎏の米や、オークワへの買い物など。
肥料については、軽トラックで畑まで運んだそうです。
取り組みの詳細については、チラシを参照ください。
高校生からの質問をいくつか紹介します。
・なぜ、無料で取り組みされているんですか。
善意でサポートすると考えており、有料では考えていません。
・サポートしていて、困ったことはないですか。
今のところありません。時間も9時から1時間程度で終わりますので。
ニーズはあると思うが、遠慮されている人も中にはあると思います。どう声掛けをすれば使いやすいか、話し合っています。
終わった後、サポートメンバーでコーヒーを飲みに行くのが楽しみです。
・男性会員でペアとあるが、女性会員のペアはないのですか。
役割分担をしており、男性会員は買い物サポート、女性会員には、困っている会員への声かけを行ってもらっています。
・10年、20年後、今のシステムを続くけていくには、何かありますか。
我々も、いつまでも運転出来ることはないので、次の世代に引き継いでいかなければならないと思っています。
・「買い物サポート」以外の助け合い活動などやってみたい事はないですか。
現在、会員の健康増進のため、グラウンドゴルフ、旅行、お楽しみ会などを開催しており、今後も会員同士で助け合いをしていかなければと思っている。
また、買い物サポートも、現在は新堂老人クラブ会員を対象にしているが、将来的には、新堂地区住民を対象とした取り組みにしていきたいと思っています。
高校生からは、善意でされている活動がすごいなと思いましたなどの感想もありました。
高校生は、2月15日(土)に予定している「地域共創フォーラム」において活動報告を予定しており、今後はまとめの作業に入っていきます。