有田市内3中学校1年生が合同で進めているゆうわプロジェクト。
11月22日に箕島中学校の体育館を使って、未来の就職説明会を開催しました。
自分たちの学校へ来てもらうために
昨年度は有田市文化福祉センターをお借りしましたが、今年はせっかく新しい立派な体育館ができたということで箕島中学校の体育館を会場としました。
この利点は2つ、3校の生徒が一堂に会せるということ。それによる2つ目の利点は参画企業の皆さんに6回も同じ説明をしていただくご負担を軽減できるということ!昨年は会場キャパから生徒たちが一斉に入ることが出来ず、3回説明だけでも多いのに、それをさらに倍!でお願いしたのです(💦)。おかげで終了後はみなさんクタクタでした…。
社会体育の関係で体育館の夜間貸出があり、会場準備は当日にしかできません。3校を代表して、箕島中学校の生徒たちが会場設営と撤収をしてくれました。生徒たちがほんとによく動いてくれました。数は力なり!ありがとうございました。
実は、企業の皆さんもこの学校へ来るのは初めてという方も多くおられ、口々に、「広いな~!」「母校がすっかり変わってる!」「どこから上がるん?」とアテンド係のスタッフもあちこちよく歩きました(笑)。
今年の参加企業は25社
会場も大きくなったこともあり、紀州有田商工会議所及び同青年会議所の後援をいただき、広く呼びかけをさせていただきました。昨年度を超える参加者数で本当に嬉しかったです。
今年もお写真で、当日のブース番号順にご協力いただいた皆さんをご紹介していきます。
時代は変わっていくので、子どもたちが働き盛りになる頃の職業は大きく変わっているかも知れません。でも、こうして自分たちの時代の「働き方」や「技術」を知っておくことで、この先を生きる子どもたちがいつかその価値や進化を感じることがあるかも知れません。
有田で育つ子どもたちに、有田の職と大人の思い・生き方を知ってほしい
参加企業の皆さんには、生徒入場前にこの授業の趣旨をご説明しました。
授業前に実施した生徒アンケートでは、半数が既に県外での就職を希望しています。親御さんたちは子どもの意思を尊重するという方が圧倒的です。
でも、一体子どもたちがこの有田にある企業をいくつ知っているでしょうか。小さな田舎町から世界を相手に仕事をしている企業、地元のものを大切にしている企業、有田の人のために役立ちたいと日々頑張る企業、魅力的な大人がたくさんいるまちです。
県外に行くことを否定するわけではありません。しかし、子どもたちにまずは自分のまちのことを知ってもらいたい、その上で自ら選んで進路を決められる環境をつくりたいと考えています。
中学1年生にはまだ早いんじゃないかというご意見もあるかも知れません。こうして授業で出会った会社や人と、この先まだ数年暮らす間にまた出会える機会があるかも知れませんし、ぜひ、つくっていきたいと思います。そうすることでより興味関心が高められると思います。
この思いは参加してくれた皆さんも同じだと思います。有田市の子どもたちがこうして地域の企業にも支えられて成長していけることは大変ありがたいことです。参加してくださった企業・事業者の皆さんに改めてお礼を申し上げます。お忙しい中ありがとうございました。
(投稿者:M.T)