2024年2月23日に開催した「異世代活動報告会」の様子をお伝えします。
今年度で4回目となる異世代活動報告会、今年も有田市民会館の紀文ホールで開催しました。700人以上入る大きなホールです。まだまだ全然満員とはいきませんが、昨年よりも多くご来場いただきました。コツコツと続けていつか満員御礼と言いたいと、野望を抱く担当ワーカーです!
何のためにやるのか
チラシにこの大事な部分を書き忘れたので、ブログでキッチリと!
「子どもたちをはじめとする多世代の方が、有田市の課題解決や将来像を描くために活動していることを広く周知し、地域活動への市民参画の意識向上を図る。」
開催要項にはこう書いています(要項なのでちょっと硬いです)。
社会福祉協議会というのは、活動の中で年齢問わず、実に多種多様な方と出会うことができます。その方々を応援したい、もっと知ってもらってその熱量を届けたい、そう思わせてもらえることが多いです。
また、この報告会は「異世代」による報告にこだわって開催しています。普段出会うことのない方同士が報告会を通して出会い、またつながっていけるように、という思いもあります。
ということで、長くなりましたが、端的に言えば、
●活動の見える化
●活動者のリフレクション
●つながりづくり
●市民性醸成の場
というところです。
今回の異世代構成
01 中学1年生 有田市3中学校1年生合同ゆうわプロジェクト代表
02 高校3年生 箕島高校情報経営科地域課題研究班
03 30代 初島町「辻本」 チーム辻本の皆さん
04 シニア世代 宮崎町「はまカフェ」 グランマの皆さん
今年の異世代コラボはこんなメニューでお届けしました。
すべての活動のコメントと総括となる講義をお馴染みの摂南大学・上野山裕士先生にお願いしました。
内容については、後日、全容を動画で公開しますので、ぜひご覧いただきたいと思っています。
ですので、代わりに当日ご来場いただいた皆さんのアンケートで内容のご紹介にかえたいと思います(だって皆さんのリアルな言葉で動画を見てほしいから!)。
01 ゆうわプロジェクト代表 箕島中学校1年4組5班
来場者アンケートより
◆中学1年生が「地域の防災」に目をつけたことがすごい
◆緊張しながらもしっかり発表していた。中学1年とは思えなかった!
◆そうなんです!不安だけど動けていない人がほとんどなんです!赤い羽根の活用案すごくいいと思います。防災は個人ではなかなか取り組めず、イベントや何かしらの機会があれば人とつながり、知識も得られる。実行されますように‼ 地域の人それぞれが防災力を高められたらいい。私も自分の地域にもって帰ります。
02 箕島高校情報経営科3年 地域課題研究班
来場者アンケートより
◆高校生とは思えないしっかりした発表でびっくりしました。
空き家の活用のプレゼンは割といろんなものを見てきましたがレベルが高いと感じました。
◆行政以上に分析されていて、素晴らしい発表でした。さらに、新しい提案もされていて、参考になります。
◆ミクロマクロとも良く分析している。建築基準法や空き家法も理解し、対策も理にかなっている。
03 初島町「辻本」
来場者アンケートより
◆社会問題となっている、空き家のリノベーションを楽しんで行うことは、自分たちにとってもいい事なんだと感じました。
◆1つのことだけでなく、色々なことを計画されていて、すごいなと思いました。がんばってください。楽しみにしています。
◆エネルギーすごいですね。若い力を大事にしたい!
◆「いらっしゃいませ」→「おかえり」 子どもには大切な言葉なので素晴らしいと思った。
◆こうしたエネルギーが地域の活性化に繋がると思う。
04 宮崎町「はまカフェ」
来場者アンケートより
◆想いをもって始めた取組に感動しました。続けられる仕組みについて自分もできることを考えたいです。
◆居場所がないことに対して自ら行動するというとてもカッコよい先輩だなと感じた。
まずやってみることの大切さ、分からなくても進んでいくことの良さを感じた。
◆デイサービスが利用できない方の為のサロンが素晴らしい
◆地域の課題に即した内容であった
◆資金がないからこそ工夫されているということが印象に残った。しかし行政も持続可能なように支援してあげてほしい
05 まとめの講義
来場者アンケートより
◆「地域包括ケア」ってこういう事かな?公的サービスだけでない地域の力
◆自分の得意を探して考えたいと思った。居場所は大切‼
◆居場所・空き家の可能性 空き家をネガティブでなくポジティブに捉える
◆すごく上手にまとめられており、すべてのお話を改めて考える時間をいただけました!
◆アンケート結果全編はコチラから
来場いただいた皆さんの思いも受け取っています。
後日、上野山先生からは空き家に対する考えは、身近にある空き家のイメージによって変わるのだろうとご意見をいただきました。ネガティブなイメージがあるのも空き家の特徴。暮らしに危険を及ぼすものは撤去を考えなければなりません。ただ、可能性のあるものを地域の資源として、どのようにポジティブなものに変えていくかは私たち住民次第なのだと思います。
社会福祉協議会では、今後も活動をとおして様々な課題を住民の皆さんと話し合い、住民自身が主体的に活動できるようサポートしていきたいと思います。
今年の異世代活動報告会にご登壇いただいた皆さん、ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました!
(投稿者:M.T)