「みんなの居場所@有田市」の活動のご報告です。
有田市社協では、摂南大学や有田市出身の学生たちの力をお借りして、学校にいけない・いかない子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりに取り組んでいます。
5月のお昼ごはんの会の会場は、下中島の第2ヒミツキチをお借りして開催しました。
空とつながる第2ヒミツキチ
みかん畑囲まれた山のふもとに、自然が広がるお庭。ぽつぽつと並ぶ木の机と木の椅子。ここが第2ヒミツキチです。

この日は朝まで雨が降っていましたが、雲のすき間から光が差し込み始めると、子どもたちの声が聞こえてきました^^
3年生になった大学生たち
今回来てくれた摂南大学の学生たちは、みんなの居場所のスタッフとして活動を始めて3年目。1年生の頃から活動を続けてくれている頼もしいメンバーです。当初は初々しい様子でしたが、今はすっかり落ち着いた雰囲気です。子どもたちと一緒に料理の準備も率先して手伝ってくれ、進めてくれました。料理をしながら最近ハマっていることや頑張っていることなど子どもたちの日常のお話。「うんうん」「えー!すごいなぁ!」と大学生たちが驚いたり、感心したりする場面もあり、子どもたちが夢中になっていることが、少しずつみんなに共有されていく、そんなステキな時間でした☺

最近のお悩み相談
たけのこご飯が炊きあがるまでのひととき。ゆったりとした中でもちょっとした学びがありました。勉強熱心な子が一人、最近数学が難しくて・・・と悩んでいる様子。すると、近くにいた大学生が「よし、ちょっと見てみよっか」と声をかけていました。しかし、問題を見てひとこと。「あ~、これ、、、どんなにやるんやっけ・・・?(笑)」と、焦っていた大学生でした(笑)
一緒に悩みながら「こんな感じやった気する!」と笑い合う姿に心がほっこりしました。年齢はちがっても、わからないことを一緒に考える人がいてくれるのってものすごく心強いですよね。ワーカー自身も、日々の業務を通して感じています。

出来栄えは?
ごはんが炊けるまでの間、お味噌汁を作りながらゆるりとお話。そんな中「ピピッ!」と炊飯器の音がなりました!「できたかな?」とみんなでワクワクしながら開けてみると・・・?あれ!量が多すぎたのか、一部火が通っていないところが・・・。。どうやら欲張ってちょっと多めに炊きすぎてしまったようです(泣)
しかしそんな時に!いつもお世話になっている第2ヒミツキチの家主さん登場!
「アレンジしよう!」と手際よくキッチンへ持ち帰ってくれ、マルチグリドルを使ってドリア風たけのこご飯に変身させてくれました!炊き加減にちょっぴり失敗したはずのごはんが、香ばしくて見た目も楽しいごちそうに生まれ変わった瞬間でした☆
失敗はおいしさのもと!そんなことを感じさせてくれる、あたたかいお昼ごはんの時間でした。

完成~!

おやつも作ってくれました^^
実はこの日、お昼ごはんの準備が進む裏側で、もうひとつのおいしい計画が進行中でした!家主さんと参加者のお一人がペアになって、おやつづくりをこっそり担当してくださっていたのです・・・。フレンチトーストの仕込みに、パウンドケーキの生地づくり。
「もうお腹いっぱい~」と言っていた子どもたちも、出来たてのおやつが運ばれてくると目をキラキラさせて飛びつき、あっという間に売り切れ状態に(笑)
本当に、本当においしかったです…。あれはもう一度食べたい!

「ヒミツのガーデン」ができたよ!
お昼ごはんとおやつでお腹も心も満たされたあとは、家主さんがご用意してくださったお花を、お庭に植えさせていただきました。「石で飾りつけしたらおしゃれになる!」「お花の位置はこだわらないと~!」と、子どもたちは真剣な表情!どうしたらより素敵に見えるか、あれこれ考えながら手を動かしている姿がとても印象的でした^^
一人ひとりのこだわりが光るお庭が完成!きっとこのお花たちも、子どもたちの優しい気持ちを感じながら、これから育ってくれることにまちがいありません!

(投稿者:S.A.)