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絵:みやもとかずあき

第1回 おたやん交流会

3か月前に開催した「おたやん交流会」。
有田市社協のInstagramでもご報告させていただきましたが、このブログでは、実際に活動している“おたやん”の声をご紹介します。

活動報告をしてくださったのは「おたやん第1号」、上野山智さん。活動の中で感じてこられたことを、まっすぐな言葉で届けてくださいました。

言葉を整えることもできますが、そのままの言葉だからこそ、伝わる温度や重みがある気がしています。なので今回は、上野山さんの言葉を、そのままお届けします。

生粋の星尾っ子

星尾で生まれ育ち、県外に出たことない田舎者です。市内の会社に定年まで務め再雇用で63歳で足がしびれる難病にかかり、仕事を辞めました。2年間、「なんで自分が病気に。」と、うっとうしくて悩んでいました。そんな中、友人の紹介で週3回午前中のアルバイトをはじめ、元気が出てきて、やりがいをもちはじめました。しかし、68歳で大病を患い、通院生活がはじまりました。ここでまた落ち込みました。そのときに、星尾地区のリーダー(K.K.さん)が100歳体操や星のカフェ(地域ふれあいサロン)を立ち上げ、それに参加することで日頃会わない人との関わりで元気が出てきました。星のカフェでは会計を担当しています。

AGALAの「ゆうきくん」との出会い

社協のしまちゃんから、「AGALA(就労継続支援B型事業所)主催でイベントをするから手伝ってほしい」と頼まれ、イベント好きだったので一つ返事で参加を決めました。星尾地区の人にも声をかけ、一緒に参加してもらいました。そこで、花壇の草引き、花を植えたり、ロビーの窓ガラスやテーブルをふいたり、会場設営などのお手伝いをしました。

店の設営をしていると、お店の名前を書く黒板におでんを売っていることや300円などの値段を書いているゆうきくん(AGALAのメンバーさん)がいて、自分も書くのが好きだったので、「手伝って書こうか」と声をかけました。会話の中で打ち解けてきて、ゆうきくんは自分に「もう帰るんか?しんどないか?」と気を遣ってくれて、にこっと笑ってくれて嬉しそうでした。その笑顔は今も忘れません。イベントの最中も、自分のことを気遣ってくれて「しんどないんか?」と何度も声をかけてくれました。そのゆうきくんのことを、いつしか「バディ」と呼ぶようになりました。『海猿』の映画で、命をかけてまで守る友をバディと呼んでいます。その意味合いです。

AGALAの上野山代表にもバディと呼ばれていて、自分のあだ名となっています。ゆうきくんやAGALAのメンバーさん、スタッフさん、準備やイベントに来ている若者たちに元気をもらいながら、病気に負けずにいつも活動しています。お手伝い・助けるというよりも、逆に勇気をもらいに行っているという感覚です。

ゆうきくんと上野山智さん

おたやん第1号に

それからしばらくして、社協のしまちゃんから「おたやんというしくみができて、登録してくれませんか?」というお誘いがあり、その中にイベントの手伝いというのがあり、今している活動のままスライドできると思って一つ返事で登録しました。自分がおたやん登録1番目です。山田原や星尾のみなさんに10人ぐらい声をかけました。

広がるつながり

有田市をよりよくする「みのしままちなかエリアプラットフォーム」の小川くんとも知り合いになり、イベントに出店するブースの人やボランティアをしている人と知り合いになって、財産が増えました。70歳になると友達や人が減っていく中で、おたやんの活動は人とつながることにやりがい・嬉しさを感じています。また、おたやんの活動がきっかけで、みのぷらの駅前活動にもお手伝いに行っています。歩行者天国や屋台の交通整理も、つながりでお手伝いに行っています。結局、70歳になって知り合いが減っていく中で、力を持つ人たちから力をもらって、生きていく力になり、宝物になっています。

奥さんのおかげで

自分の奥さんが言うには、「家にいている時はゴロゴロ寝転がって何もしないが、おたやん活動やAGALAに行くときは嬉しそうに行っている」とよく言われます。奥さんもおたやんに入っていますが、おたやん活動ができているのは奥さんのおかげです。

最後にメッセージ

はじめは入りにくいと感じるかもしれませんが、入れば気が合い、「この日にいかなきゃいけない」「この仕事をしなければならない」ということがありません。重い仕事は断っています。できることをできるときにやっています。大阪の西川きよしさんは「小さなことからコツコツと」と言いますが、私は「やれることからぼちぼちと。まずは第一歩を踏み出す”ゆうき”を。」これからおたやんをやろうと思う人へのメッセージです。話している中で、これからの人生に変化があると思うので、気軽に参加してほしいと思います。お手伝いというよりも、自分が勇気・元気をもらっています。子どもや孫ぐらいの年の子と話ができるのも嬉しいです。ボランティアへの考えも変わりました。以前はどこかで見返りを求めている自分がありましたが、今は全く見返りを求めなくなりました。

人生って節目節目とありますが、自分の場合は病気という節目がありましたが、おたやんの活動との出会いも節目になっていて、生きがいになっています。人生0歳から80歳、節目や問題もあって、60歳を超えても節目があります。そこでどう向き合うか。そこで落ち込んでしまったらそれっきりです。自分は病院に通いながら、アルバイトしながらでもおたやん活動はできているので、みなさんなら絶対できると思います。

(投稿者:S.A.)

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