有田市社協の周辺の畑はみかんが色づき、季節の移ろいを感じます。
この季節になると、今年も「子どもカフェ」だなぁと感じます。
宮原小学校6年生が挑むカフェは今年で6回目。
8月下旬からその準備授業がスタートしています。ワーカーたちもなるべく授業に一緒に入り、考えるようにしています。
子どもたちも先生も初体験のカフェ、6年目になる社協ワーカーたちから伝えるべきことはたくさんあります。
ということで、ここ最近の授業での様子をまとめてお届けします。
宮小企画班、ビンゴゲームをしようと考えました。
6年間で初めてです、手書きのビンゴカード!
1~70までの数字をランダムに書き込むのだそうで・・・。それを何十枚も途方もない作業です。
看板製作の班、実は途中で「何のイラスト描けばいいか分から~ん」と叫んでいたのですが、立体のかわいいリボンがついていてワーカーも嬉しくなりました。
2クラスが3つの教室に分かれて作業をしますが、授業の始めと終わりは必ず一つの教室に集合して確認します。
この日の終わりは、宮小企画班が「作業が追い付かないので、〇日の大休憩に手伝ってください」と依頼中。
そして、依頼した内容は廊下に貼り出されてある進捗管理表に赤字で書きます。
これで、誰がどんなヘルプを出しているかを確認することができます。
こうして自分の作業を終えた子どもたちが手伝ってくれます。おんなじ数字書いてしもた!なんてこともあります。
そして先週、こんなかわいいポスターをなごみにもいただきました。
きっと今、宮原町内のあちこちにこのポスターが貼られています。探してみてください!
そして、今日の6時間目の授業です。何をしているかというと、マニュアル班が作ってくれたマニュアルの読み合わせ。
ちょっと照れながら、少しなり切って頑張っていました。
チケットのやり取りも白い紙で練習。
この後、当日の役割分担が発表されました。
ひとつひとつが責任のある役割です。元気よく楽しみながらも、役割を発揮してもらいたいです。
今年で6年目となるカフェ。続けて来た中で地域の方々からいただいた言葉がたくさんあります。
毎年、6年生にもカラーがあり、担任の先生方も移り変わっていきます。
ずっとやってきていることだからやるのではなく、地域の方とつながりをもつことや、笑顔あふれる子どもカフェにしたいと準備から頑張りそれを達成することで得られる喜びを子どもたちも私たち大人も感じたいと思っています。
これまでいただいた言葉や来ていただいたお客様の数を知ることで自分たちがやることの意味を確認しようと先生方が時間を取ってくださったことがあります。
その時の先生の語りがとても素敵だったのでご紹介したいと思います。
「あなた方は4年生からデイサービスの方と交流し、5年生でもおいやんたち(パワフルおいやんクラブ)と畑づくりをし、1学期には高齢者宅訪問をさせてもらった。ずっと地域の方とつながって学んできた。そして、この子どもカフェは市内のどの学校もできるわけではない、宮原小学校だからできる特別な体験であり、今年で6年目となるには、あなた方の先輩たちがいいものにしようと努力し、それが評価されてきたからだ。そして、今年のあなた方の頑張りが来年の6年生につながるんだ。あなた方はそのつながりの中で生きているということを忘れないでほしい。」
過去5年間で3,000人以上のお客様をおもてなししてきました。
私たち社協ワーカーも原点に戻り、今年の子どもカフェを楽しみたいと思います。
平成30年11月3日㈯ 9時30分~15時30分の開催です。
どうぞ皆さん、子どもたちの頑張りを見に来て下さい。