早いもので11月ももう1週間が過ぎ、毎年のことながらこの時期の行事等でワーカーたちはバタバタの日々です。
そんな毎日の中でも、箕島高校の学生さんによるヒアリング活動は続いています。

先週は箕島地区のお宅へ訪問しました。これまた男子チームに同行しました。
ご家族と同居されている91歳の方です。
まだまだ足腰も達者で、何よりカラオケの友達、グラウンドゴルフの友達と遊びごとに仲間がおられるとのこと。
「最近買ったんよ~」と新しいグラウンドゴルフのスティックを見せてくれました。
ほんとにお若い!91歳には見えませんね。

税理士免許をもたれており、長年税務署で勤務されていました。

天皇陛下から永年勤続にあたりお言葉をもらったのだと、何枚も見せてくださいました。
高校生もワーカーもこういうのを見るのは初めてでした。貴重なものをありがとうございます。

地域の避難訓練にも参加されているとのことですが、箕島地区にはみんなが避難できる広い場所がないのでせめて500人ぐらいが一度に逃げられる場所が必要だとおっしゃっていました。
奥様に先立たれてお辛い経験をされていますが、息子さん家族や娘さんに囲まれて生活され、たくさん仲間もいることでこうして元気でおられるのかなと感じました。

最後にいつもと違う記念撮影の様子を。高校生がちょっとふざけている様子になぜか安心してしまいます。

そして、その1週間後。今度は私たち社協で実施しているデイサービスにやってきました。
デイサービス交流の様子は、デイブログでまとめられていますのでそちらをご覧ください。
こちらをクリック→「今日のなごみ」箕島高校生編

先に交流をしているので、とってもいい雰囲気でインタビューしています。

一対一でのインタビューは今回が初めてです。でも、どの生徒もとっても上手に聞き取りしていました。

戦争の時の話も出てきて、とても神妙な顔つきもありました(この写真はそうではありません)。

みんな会話のキャッチボールがとても上手でした。上手に一つの話題を膨らませることもできます。

6人が分かれたのでお一人おひとりの内容はこちらには分かりませんが、記録しながら、話を膨らませ、時には笑い合いととてもいい時間が流れていました。
この様子を見ていたデイサービススタッフが話してくれました。
普段私たちは業務に追われ、お一人お一人のお話をゆっくりとお聴きする時間が取れない。気持ちはあるのだけれど、利用者さんも多いし、こうして一対一でじっくり聴いてもらえるのは利用者さんにとっても嬉しいことのように思う。また、いつもは他の利用者さんと同じ空間で話すので、込み入ったことや本音を話せないことも多いと思う。今日は思う存分心の内を話せているようで、皆さんとてもいい表情をされている。

ほんとに、どのペアもあったかいいい雰囲気でした。

最後にペア組前後に並び記念撮影。あれ?高校生が一人多いです(笑)。現役高校生の大先輩も同じ姿で!

デイルームに戻る際も、インタビューペアで戻りました。

この高校生によるインタビューを通して、高齢者にとっても高校生にとってもプラスになることが多く、異世代で対話することの大切さを毎度改めて感じさせていただいています。
そして、回を重ねたことで高校生の「聴く」チカラもどんどん上がっていることを感じます。
私たちは小学生による高齢者宅訪問にも同行しますが、やはり年の差、そしてこの回数の差は大きく、この後もう一つ大きな社会に出ていく彼ら彼女らを頼もしく思いました。