今週 9日(火)に、保田公民館をお借りして、箕島高校のみんなと保田老人クラブの方々にお話を聞いてきました。

保田地区内を6地区に分けて単位クラブがあるそうで、それぞれから代表の方が来てくださいました。
海沿いの地区もあれば、大きい道路が碁盤の目に整備されている地区もある保田地区です。
ただ、これまで保田地区内にあったスーパーが2年前に別地区に移転したことを受け、買い物については地域の小売店では揃わないのでどうしても地区外へ行かざるを得ないという声もあがっていました。

今回は対面での話し合い、当初はちょっぴり緊張感がありました。高校生は面接を受ける気分だったかも(笑)。

『老人クラブ』という名前について
実は、ワーカーも常々この老人という言葉がついていることってマイナスになっていないのかと思っていました。
「この名前についてどうですか?」とズバリ聞いていました。

結論答えは二つに分かれました。
自分は若いのに「老人会」という名前が嫌いだという人も。プライドが許さないという声もあがりました。
実際参加されている方の中には、「今年79歳だけど老人だなんて思ってない」ということが出されました。
確かにそんな年齢には見えませんでした、若い!

他には、60歳から入会する人と、80歳になってから入会する人を考えてみると、気持ちも会話も遊びも違う、親子で老人クラブということもあり得るのだと話してくださり、高齢者という括りがとても長いなぁと改めて思いました。
それに加えて、後ほど高齢者=65歳の定義について聞くと、「若い若い~!」を一斉におっしゃいました。
昔は40歳過ぎでお爺さんに見えたけど、今は違うよねと。
・・・そうです、そうなるとワーカーもおばあちゃんです。
高齢者が若くなっているというのは皆さん実感としてあると思います。最終的に今の世代なら75歳ぐらいからじゃない?と答えを出してくれました。

保田地区もみかんをつくっている方が多いので、農家を継ぐ人がなく一生現役。そういう意味で老人クラブに入って活動できるのは圧倒的に会社勤めだった方が多いともおっしゃっていました。
そうなると、退職後地域デビューをすることになります。そこにハードルがあるかと問えばサラッと答えてくれました。
「昔の栄光・キャリアを落とせるかどうか。それをどうするかは自分次第だけど、地域にとけこまなあかんよね。自治会活動にも積極的に取り組まなあかんと思う。」
仕事の役割を終え、新たな役割を見出せることは生き生きと暮らすために必要なことになるのだと皆さんを見ていて思いました。
老人クラブの魅力は?との問いに皆さん声をそろえて
「みんなと知り合えること!出会い!」
新しいことを面倒くさいと思わずに、自分のためになるとチャレンジされていることはいくつになっても若々しく、ステキな姿だと思いました。

そして、この有田市では、インフラ整備、雇用創出をし、若者が留まりたいと思えるまちにするために、行政だけでなく住民一人ひとりも意識していかなければと熱く話してくれました。

保田老人クラブの皆さん、ありがとうございました!
これからもみんな仲良く若々しく活動を続けてください。