火曜日の午後は箕島高校の時間。というのが身について来た社協ワーカーです。
今日は、女子班と共に、93歳でフルマラソンを完走するすごい方にお会いしてきました!
有田市では有名なこの方、そのアグレッシブな生き方に「は~っ(すご~い)」と声が出ることばかりでした。
何がすごいって、42.195kmを93歳で走るんですよ!国内最高齢の記録だそうです。
そんな方だから、テレビ取材も全国から来ているそうです。そして、そのことがご自身の励みになっている様子。
昨日もテレビ朝日さんが何時間も取材して帰られたそうです。できるだけ、日本の最高齢記録を更新したいと頑張っておられます。
そんなスーパーおじいちゃんはやっぱり色々と他の人とは違います。
問:買い物に行くのに不便はないですか?
ない!リュックを背負って歩くのが運動になっていい。牛乳を4本と他の買い物を入れたらちょうどいいんや!(す、すごい)
問:買い物はどちらまで行くんですか?
オークワと松源は10歩の差なんやけど、信号がない方やね。僕は毎回歩数を数えてるから。(す、すごい)
問:車の免許を返上したらやはり不便ですか?
まぁ不便は不便や。でも、車より自分の足を使う。それも早歩きやで、時速6 km/hがベストや!(す、すごい)
問:元気な高齢者が増えるために、何が必要だと思いますか?
自分の体は自分で守る。そのために3か月に一度の健康診断。早期発見早期治療!
処方された薬は完全に飲み切って治し切る。のどにタオルを巻いたり、服装で調整したりの努力も必要。
家庭医はもちろん、普段から腕のいい専門医を調べておくこと。
(薬剤師として医療界で働いて来られたからこそです)
問:いざ災害が起きた時不安はありますか?
ない。僕は逃げないよ。その代わり自宅の3階にゴムボートを始め救命胴衣など必要なものを置いている。
今どきの施設はボートを配備しているのかな?昭和28年の水害で思い知った教訓だ。 (す、すごい)
という具合に、おっしゃることがひとつずつすごいんです。
自分の同級生はほとんどいなくなった。若い人と付き合うことが自分の健康の秘訣でもあると話してくださり、今日の高校生たちにも、気軽にまた訪ねてきてほしいとおっしゃっていました。マラソンで全国を飛び回り、最年少の仲間は与論島の中学一年生だそうです。
そんなスーパーおじいちゃんも、戦争の話になると苦しい胸の内を聞かせてくれました。
たくさんの同級生が戦争で命を絶たれた。国のために死ねと言われていたのに、こんな年まで生きて申し訳ないと思うところもある。その頃の日本は、あの大国アメリカに立ち向かうというえらい勢いがあった、戦争で民家まで焼かれ負けたことでそんな勢いがなくなったんだと話されていました。
最後に高校生に対して
「おまんらでええ時代を築いていきなよ!好きな人と恋をしなよ。ええ人生送ってほしいよ」
という言葉を送っておられました。
帰り際に見せてくださったスパイク。毎年1足ずつオーダーメイドで増やされるそうです。
まだまだお元気で、最年長ランナーの記録を更新していってください。ありがとうございました。