先月から始まった今年度の課題研究授業は、「空き家」がテーマとお伝えしました。現状を知ることから、課題が見え、提案につながっていきますね。
自分たちで下調べをし、さらに聞きたいことを行政の職員さんと話をしながら教えていただきました。

有田市は県内では空き家対策イケてる方だった!

和歌山県は、空き家率20.3%で全国ワースト2位だそうで、それを聞いてまぁ何となく田舎だしそうかもと思った私たち。
でも!それに対して我が有田市は17.2%と数値は低く、次の調査ではさらに下がる見込みだそうです。

空き家だったAGALAで空き家対策について教えてもらう。いやこれはとてもよい活用事例のひとつですね(自画自賛 笑)。

空き家撤去を進めやすいように補助金も準備されています。
詳しい情報は有田市のホームページをご覧ください。
https://www.city.arida.lg.jp/kurashi/sumai/1001036.html

ただ、それでも有田市内だけで約1000戸ほどの空き家があるらしく、防災や防犯という面や、観光や移住者の受け入れなどの面からも考えていかなければならない課題です。

行政の中での役割分担

今回お話を伺ったのは「都市整備課」と「経営企画課」のお二人です。なぜ、お二人も来てくださったのかというと、空き家のメイン窓口であり、市民からの相談や通報を受けるのが「都市整備課」、移住定住などに空き家を活用していくことを推進するのが「経営企画課」ということです。
他にも、耕作放棄地に関しては「有田みかん課」など、市民からは、どこへ言えばいいのかと少し分かりにくいですねと率直にお伝えしました。

生徒たちからは「コンパクトシティ計画」についての質問も出されました。空き家対策も大きな市のビジョンにつながっていることを理解することができました。人口減少が進む中で、市民の暮らしをよりよくするため、移住者を増やし人口を増加させるため、さまざまな仕組みや補助金が準備されているようです。

授業中、みんなで見せてもらった有田市の空き家バンクがコチラ
https://wakayama-aridaiju.jp/property.html
こんなサイトを運営されていたのも知らず、生徒の皆さんとあれこれみたり、安い!と思わず口に出たりしました(笑)。
またこちらのページでは、「住まい」に関する補助金制度などもたくさん紹介されています。知っていて損はないかも知れません。
https://www.city.arida.lg.jp/kurashi/sumai/index.html
お話しの中でも、市民の参画、市民との協働という言葉も出されていましたが、市民自身も自分たちのまちのために何ができるか、高校生たちのように考える機会をもち、行動していきたいものです。