連日、いろいろありまして…。
続けざまの投稿ですみません。

という訳で、今回のお題は
『高齢者サロンアドバイザー養成講座第3弾!』

今回の講師は
和歌山県介護福祉士会 副会長 下垣内 雅巳 様

IMG_5989.jpg

先生、会場内をあちこち動く動く

 走る走る

対話しながら、講義を進めてくれました。

国が今目指そうとしているものは、地域包括ケアシステム。
言葉は難しいけど、要は古き良き時代の日本に戻ろうということです。
そこに、専門職が適材適所で関わっているというイメージを持っていただけたらと思います。

会場に話しかけている中で、面白い場面がありました。
シニア層のみなさんに
「皆さんは、ご自身が子どものころ、おじいちゃん、おばあちゃんを大事にしてきましたよね?」
「皆さんは、ご自身が子育てをしている時、おじいちゃん、おばあちゃんを大事にしてきましたよね?」
「皆さんが、おじいちゃんおばあちゃんになって、大事にされてますか?」
「されてませんっ!」
会場は笑いに包まれました。私も耳が痛いです。
仕事に夢中で、育児も家事もおばあちゃんにお世話になってばかり…。

今は病院や施設で亡くなる人がほとんどになり、自宅で最期を迎える人は珍しいそうです。
私の実家では、同居していた祖父母は共に自宅で看取りました。
孫の私も二人とも最期に立ち会うことができました。そういう場で命の尊さを学んできたのかと思います。
今の子どもたちは、兄弟も少なく赤ちゃんをあやす体験がなかったり、命の灯が消える瞬間に立ち会う機会も少ないでしょう。
昔は当たり前だった光景が生活の多様化や核家族化によって難しくなりました。
でも、立ち止まって、人が尊厳をもって生きるということを考えると、地域で、家庭で生活できることが望ましいですよね。

昨夜は別の場所で、徳島県で高齢者の自殺率がずっと低い町があり、そこは隣近所の声掛けがふつうに、当たり前に出来ているんだとお聞きしました。
いつの時から、人との関係が煩わしいものになってきたんでしょうか。
人は絶対に一人では生きていけませんよね。
家族やご近所さんと会話することから始めたいと思います。
時間がなくても、努力しようと私自身も思った養成講座でした。