みなさん、こんにちは。有田市社協で地域福祉を担当しているワーカーです。
 局長を見習い、私がワーカーとして感じたこと、知ったことを皆さんにお伝えしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
 但し、毎日は無理です(^_^;)。

 今日のお題は、『音楽と子どもが持つパワー!』

 去る8月23日(日)、毎年恒例の「音楽療法♪」を開催しました。いつもなら、会場は小さい子どもさんとその親御さんであふれますが、今年は市内の介護施設から、おばあちゃん(あえて「おばあちゃん」と書かせていただきます)と職員さんも参加してくれました。
 80代かと思われるおばあちゃんを私は玄関でお出迎え。車から降りるのも大変そうで、降りてからも「腰が痛いのに、こんなとこへ連れて来られて…。もう、ちょっと歩くのもしんどいんよ」とおっしゃりながら、休憩を挟みながら手押し車で会場まで来てくれました。
 既に会場は赤ちゃんから、保育所に通う子どもさん親子であふれていました。
 キーボードの演奏にのせて会場のみんなで歌い、ボール送りをしたり、なべぶたを楽器にしたり、楽しい時間が過ぎていきました。
 おばあちゃんは、子どもたちを見ただけで嬉しそうに笑い、ひとつひとつのメニューにも参加されていました。

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                      上の写真は、音楽に合わせてボール送りをしている様子♬

 おばあちゃんが他のみなさんより一足早くお帰りになるというので、玄関までお見送りしようとすると…。
 「まあ、こんな楽しいとこ来たことない、ほんまにありがとうございました」
と何度も何度もお礼をおっしゃり、頭を下げてくれました。
 その表情は来てくださった時とは別人。
 音楽と子どもたちがおばあちゃんにパワーを注いだことを目の当たりにしました。ワーカーとしてこんなにうれしいことはありません。

 有田市社協では、このブログのタイトルにもあるように、「こどもたちがつなぐ未来への希望 福祉の種まきプロジェクト」を通して、子ども発信の地域づくり、世代交流、主体形成などに取り組んでいます。この日もまた、ひとりのおばあちゃんに子どもたちがパワーを送ってくれたことをとてもうれしく思います。これからも、いろんな取り組みをしていきます。