宮原小学校4年生と有田市社協のデイサービスとの交流は2015年から行ってきました。今年高校に入学した子どもたちが4年生だった時です。当時、「とっても歌が上手!」という学年の特技を活かし「歌で元気を届けよう」というプログラムがスタートしました。年間5~6回の直接交流をとおして、子どもたちが自然と接し方を身につけていく様子に驚かされていたことを思い出します。

 コロナ禍に突入し、ご承知の通り高齢者はハイリスクを抱えるということで一切交流ができなくなってしまいました(泣)。でも、今年度は、昨年度の経験からオンラインを活用した交流ができるように新たなチャレンジが始まりました。その名も「届け合おう!元気と笑顔」届け「よう」ではないのが発展させようという証です。担任の先生とのお話の中で決めました!

授業での問いについて、急にお手伝いをお願いすると元気よく登場してくれましたよ!

正直、デイサービスで過ごす大人数とのオンライン交流は社協ワーカーも初体験で、ひょっとすると伝わらないことも多いかも知れません。そのことも踏まえて、介護サービスを受けている高齢者の体の特徴や伝わり方等についてお話をしました。

上の写真は、講義に入る前に、4年生のおじいちゃんおばあちゃん事情を確認しているところです。
片方のクラスでは「祖父母と同居している」のは22人中1人だけ(びっくり!)、もう片方のクラスは10人ぐらいでした。そして、おじいちゃんおばあちゃんもお若い方だと52歳と教えてくれましたので、子どもたちの描くおじいちゃんおばあちゃんたちとデイサービスを利用している方々とは印象も接し方も違ってくると思います。

自分で判断して大事だと思うことをたくさんメモする子どもたち

デイサービスではどんなふうに過ごしているのかを伝え、スタッフも楽しんでもらうためにいろんな企画をしていることも話し、ちょっとだけハードルを上げてきました(笑)。まずは一人一人がとびっきりの笑顔で、自分たち自身が楽しんで交流できるように準備をしてくださいねとお願いしてきました。

ワーカーも久しぶりの授業実施でしたが、とにかくリアクションがいい子どもたち、こちらの言葉に毎回返事をしてくれ、にこにこ話をきき、大事なところはどんどんメモしていく姿にすっかり癒されて帰ってきました。

交流予定は7月です。また、このブログでもご報告していきます。