2学期がはじまって最初の箕島高校との授業に参加しました。
和歌山県も現在、県立高校は分散登校です。
というわけで、今日はオンラインで自宅組と高校組とに分かれての授業でした。講師に箕島高校の運営協議会委員でもある摂南大学の上野山先生をお迎えしました。有田市社協とのご縁も長い先生です☺️。
上野山先生から、諸外国の福祉施策をはじめ、福祉国家論についてお話していただきました。

本日のテーマ 外国との比較から日本の福祉について考えました。

さすがに内容が高度で、一緒に聴いていた大人たちも難しい顔になりながら、質問をチャットにいれたりして助け船を出しました。
でも、この中からも半年経てば大学生になる子もいますから、少し早めに大学生気分を味わった感じです。

先生が留学されていたスウェーデンについても具体的に教えていただき、「制度」と「草の根活動」のバランスの違いや、価値観の違いなど深い話をお聞きしました。スウェーデンは政治への関心が高く、国政選挙の投票率は80%を超えるそうです。選挙期間中は町の中に、政党の考えを聞ける小屋ができるそうで、住民にとって身近な場所で政治について触れる機会が圧倒的に多いとのこと。

受講した高校生も半数は既に選挙権を得ています。今、貧困について学びながら、政治の在り方にも少しずつ関心が出てきているのではと思います。

最後にみんなで記念撮影

今日のワーカーの感動ポイント?をご紹介します。
冒頭に上野山先生から「社会福祉のイメージは?」と急に振られた高校生たちですが、このように答えた生徒がいました。
「ひとりが抱える問題を解決するために福祉がある。世の中の問題を自分自身のこととして考えること」
あるテレビ番組できく「あっぱれ!」を出したいぐらいでした。高校生がこんな風に福祉を捉えてくれているのは嬉しいことです。