まちかど相談所チャレンジ講座 Bコースのご報告です。
実は、9月30日に予定していたものを感染予防のために延期しており、10月29日に開催しました。
ゲストは、「NPO法人 わいがや娘の会」の皆さんです(以下、「わいがやさん」と標記します)。
ちなみに、アイキャッチ画像は「わいがやさん」が企画販売されている一筆箋です。とてもかわいいです!

わいわいがやがや。「わいがやさん」にちなんで輪になって語り合いました。

女性の思いと力を発信

「わいがやさん」ができるきっかけは、2014年に有田市が主催した「わいわいがやがやあがらのまちを皆で考えてみよら会」。その会に参加し、意気投合したメンバーで立ち上げたそうです。実はワーカーもその会に参加したので、大変熱気があったのを覚えています。

「わいがやさん」の目的はこのように書かれています。
次世代の子どもや地域に対して、まちの誇りを発掘し、継承することに関する事業を行い、郷土愛を持った人づくりおよび女性がいきいきと活躍していくことに寄与することを目的とする。
女性がいきいきと活躍できる有田市に!ということで、会員は皆さん女性です。60歳を超えている方が多いそうですが、現役世代含め会員募集中だそうです。趣旨賛同の賛助会員枠もあるそうですよ!

たくさんの活動をもっと知ってもらいたい

そんな「わいがやさん」、めちゃくちゃたくさんの活動をされています。参加者の皆さんからも、「お名前は聞いたことがあったけど、こんなにいいことたくさんしてくれてるなんて知らなかったわ」という声が出たほどです。

現在は感染予防で止まっているそうですが、ママたちがほっとする時間は貴重です。現在は新しくおもちゃを手作りしてプレゼントする形で支援されています。

「わいがやさん」は、直接的な子育て支援はもちろんですが、有田市の魅力発信や継承にも取り組まれています。企業とのコラボをされているのもご存知ない方が多かったです。

有田市はちょうど5月の連休明けぐらいに「みかんの花の匂い」に包まれます。でもそれは刹那的なもの。その香りを閉じ込めた石けんです。

本会の「寄付つき商品事業」でもお世話になっている早和果樹園さんの全面協力により販売されているそうです。泡立ちもよく、いい香りです。
「わいがやさん」が実施している活動を列挙すると以下のとおり、ほんとにたくさんあるのが分かります。会員の皆さんで企画して実現しているというのだからすごいですね。

・Waku Waku Cafe(現在感染防止で休止中)
・おもちゃ作り
・ブラックシアター 中将姫物語
・有田市ええもんすごろく
・大型紙芝居 宮崎定直と太刀の宮
・大型絵本 おしえてあり太くん みかんのおはなし
・有田市たからもんカルタ
・みかんの花を活用した商品開発事業―みかんの花せっけん―
・有田市ファミリーサポートセンター
・有田市スマイルチケット事業

本当ならすべてご紹介したいぐらいです。
NPO法人となったことで、ファミリーサポートセンターの委託なども受けられています。
詳しい内容は有田市のホームページでご確認ください↓↓
https://www.city.arida.lg.jp/kosodatenavi/kosodateshien/1002579.html

「わいがやさん」作のカルタを中央に広げ、郷土料理についてワイワイと。

子どもたちに伝えていく郷土料理って?

今回、「わいがやさん」が地域行事の伝承などにも取り組んでおられるということで、ご参加のみなさんに聞いてみました。
「子どもたちに郷土料理と聞かれて何と答えますか?」
実は、今、社協が関わっている授業で子どもたちが郷土料理と言われてもあまりピンと来ないという事実を知ったことで聞いてみたくなりました。

これぞわいわいガヤガヤ!と言わんばかりに、皆さんどんどん出してくれました。( )内はその時の皆さんの言葉です。
 「かきまぜ」(チラシ寿司とちゃうで、具ぅを混ぜてるやつやで)
 「そこまめ」(砂地の初島町ではよくとれるんや、落花生のことよ)
 「じゃじゃ豆」「赤飯」(地域によって入れるもんちゃうんやで)
 「なれずし」(秋祭りはこれよね)
 (ほいでも、最近その祭りのころにサバがとれんらしいんや)
  (そりゃあかないしょ~)
 「里芋とコンニャクをたいたん」※有田弁です、煮物のことです笑。 
 「おかいさん」(夏も冬もこれよなぁ)有田のお粥は茶粥です。
 「お味噌、金山寺みそ」(家家で味違ったりすらな~)
 「イワシのまるばえ」(まぁるい小さいお寿司や)

もうワーカーも分からないお料理名も登場し、皆さんがきっとそれぞれに小さいころや地域の様子を思い出しながら話してくださったと思います。
郷土料理ひとつでこんなに盛り上がることができる、それはやはり同じ有田市民だからだなぁと感じました。大切に子どもたちにも残していきたいものです。