これまでもワーカーブログを読んでくださっている皆さんはお分かりかと思いますが、有田市社協では「福祉教育」を大切にしています。
でも、それはあくまで地域福祉実践の方法であって、福祉教育をすることが目的ではありません。そして、決して学校にだけ実施しているものでもありません。

福祉教育で地域の福祉を豊かにするために

何とも理解が難しかったり、相手のあることなのでうまく進められなかったり、私たちも悩みながら、学びながら実践しています。
全国社会福祉協議会では、「全国福祉教育推進員研修」を開催しています。それは、今後の福祉教育推進のために必要とされる考え方を具体化し、都道府県・指定都市域で活躍する人材の養成を目的としています。ワーカーは第1回の受講生であり、第2回からは運営側に参画しています。

和歌山県下でも毎回研修を受講する社協職員が増えています。昨日は、そんな受講生のフォローアップのために、和歌山県社協主催で学びの会が開催されました。

全国研修で出された演習課題の中から、和歌山代表が選ばれました。そのベストオブカリキュラムについての紹介と、それぞれからアドバイスを送り、さらに磨き上げをしていきました。今年度のベストカリキュラムは、太地町さんです。

仲間の存在が実践を支える

私たちは、地域の方や学校、関係機関と共に、「ふくし」を豊かにするために、いろんな切り口で活動しています。福祉教育では、互いの違いや共通点を知ることから、共に生きることを考え、それぞれの立場で主体的に動いていけるように働きかけていきます。

その実践のためには、さまざまな知恵や経験が必要になります。地域の方や当事者と共に考え進めるのはもちろんですが、社協職員としての悩みを吐き出す場所も必要です。地域の皆さんよりもちょっぴり前を進んで導いていけるようになるために、私たちにも学びは欠かせません。ここで自信をつけて、地域に飛び出していけるように、和歌山のみんなでレベルアップを図っていきます。

広い和歌山県、地域にある資源やつながりに差があったり、同じような土地柄もあったり、ここでもまた違いと同じを知りながらとてもいい勉強ができています。継続的に会をつくってくださる和歌山県社協に感謝です。

学びを終え、モヤモヤがちょっと晴れてスッキリした顔で記念撮影!いい顔です(笑)。
県内にはこの倍以上の福祉教育推進員がいます。みんなで住民のみなさんのため、子どもたちのために、情報共有しながらがんばろうと話しました。

地域の困りごと解決・やってみたい!をカタチに

有田市社協では、地域にある困りごとに住民自身が取り組めることがないか、住民の皆さんが地域をよくするためにやってみたいこと、また、学校教育の中で福祉を伝えること、などなど一緒に考え進めさせていただきます。
まずは地域のあれこれを一緒にお話しさせていただくだけでも構いませんので、どうぞ、お声掛けください。
 電話 0737-88-2750 (平日 8:30-17:15)