シリーズでご報告してきた保田小学校6年生の総合的な学習の時間について、最後のご報告です。まだお読みでない方はぜひこちらからご覧ください。

ブログ(2)から入っても、中にブログ(1)へのリンクがありますので、始まりから確認することができます。

ここで今一度、この授業の大きな目標を確認しておきます。ワーカーブログ(1)から引用します。

「地域のいろんな方と仲良くなろう」
今の6年生は3年生の終わりにコロナ禍がやってきて、たくさんの体験を重ねるはずの学齢期を特殊な環境で育っています。人と交わる方法では距離を保つことを余儀なくされました。保田小学校だけでなく日本中の子どもたちがそうです。
そんな子どもたちに、先生方は今できる方法で、お互いを思いやる気持ちを育み、一緒に気づき・学び、地域の方も巻き込んで楽しい体験をして卒業させてあげたいと考えています。

さて、最後の授業プログラムでは、子どもたちがたくさん話し合って、接続する保育所の年長さんを招くことを決めました。自分たちがそうしたようにゲームを通して交流し、楽しんでもらうことに決まったそうです。ワーカーも子どもたちがたどり着いた場を見届けるべく参加してきました。小さい子どもたちを楽しませようとたくさんのアイデアと優しさがあふれていました。その一遍は、このブログの冒頭のお写真をご覧ください。

今回は、ちょうどその時に有田市社協にインターンシップに来ていた大学生が記事を書いてくれました。以降、ワーカーではなく、大学生の初ブログをお読みください。

『他の世代との交流をみて』

私は、今回有田市社会福祉協議会のインターンシップに参加した木原です。

記事を担当した大学2年生の木原さん。このお写真は、ゆうわプロジェクトのまとめ作業をしてくれています。

今回私はインターンシップを通して、保田小学校六年生の授業を見学しました。
見学した授業では、今年卒業する小学六年生たちが考えたゲームを使って今年入学する保育園児と仲を深める異世代の交流をするというものでした。

交流会開始!

交流会はグラウンド、体育館と二か所に分かれて行われていました。
二か所とも「すごろくを使ったゲーム」でしたが、他のゲームの世界に見立てたものだったり、すごろくを通じてわなげやボウリングをしたりするものなど、遊び方が全然違い外から見ているだけでも、すごくおもしろかったです!

交流会が始まってすぐはお互い緊張しているように感じましたが、六年生たちが率先してゲームを盛り上げたり、園児たちとたくさん会話をしたりしていたので、時間が経つにつれてどんどん仲が深まっているように思いました。

ゲーム終盤では六年生たちと園児たちがすごい笑顔で楽しそうに遊んでいて、見てるこっち側も笑顔になりました!

ゲームが終わり・・・

ゲームが終わり、六年生たちから園児たちにフェルトを使った手作りのプレゼントが渡されました。

写真は六年生たちから園児たちに贈られた手作りのプレゼントです。
園児たちは「嬉しい!」と笑顔で喜んでいました。

その後、園児たちからも六年生たちに折り紙で作ったプレゼントがあり、六年生たちもとても嬉しそうでした。

私は今回の授業を見学して、「交流する場が必要」だと改めて感じました。
現在私は、福祉関係の大学に通っています。大学の講義では「様々な人と関われる場所が必要だ」と学ぶのですが、私は実際にそういった場所へ行ったことがありませんでした。そのため、今回見学してみて、確かにこのような交流する場があれば、小さくても様々な人との繋がりができる機会になるではないかと感じました。
また、今回の交流会を実際に見ることができてよかったと思うと同時にこの経験を大学でも活かしていきたいと思いました。