有田市社協が福祉の種まきプロジェクトとして、各学校との連携をはじめたのが2013年。
まだ歴史は浅いものの、8年目にして初めて「技術科」授業での講義を依頼されました!

10月7日のブログで(総合の学習)で、更なる授業へつながると予告したものです。
ブログをご覧になっていない方はこちらをどうぞ!↓↓
地域学習のゲストティーチャーとして(2020/10/7有田市社協ワーカーブログ)

この時、仕込まれていたのがラストの言葉
「今回のお話がとってもよかったので、今度技術の授業でもお話していただけませんか?」
という生徒からのサラッとした依頼から始まりました(笑)。

現在、保田中学校の技術科ではプログラミング学習を進めているそうです。
昨年度モデル校となられたそうで、指導者の先生も経験を積まれています。
「社会課題を解決するためのプログラム開発を生徒とできないか」と考え、地域におられる一人暮らし高齢者を思い浮かべられました。
技術科であっても、社会状況を把握したうえで、それに対応したプログラムを考えていくために、実情をよく知る方にお話を聴きたいと考えていた時に、ゲストティーチャーとして社協職員がやってくるという情報を得たというのは、先生方の連携プレイのたまものですね。

という訳で、7日にゲストとして招かれ依頼を受け、21日に実際に授業に行ってきました!

実は、中学生に対する授業は初体験のワーカー。
つかみが大事だなと感じ、場をあっためるために仕込んでいきました(笑)。

小学生の時に社協と関わってきた子どもたちです。社協だよりの表紙を飾ってくれたことや、一緒に総合の授業でやった写真などを見てもらいました。
話の中で、6年生当時に一緒に授業でペタンクをした地域の方と今もあいさつしているよと答えてくれた生徒がいて本当に嬉しかったです。

大じゃんけん大会!で盛り上がっている訳ではありません。
宿題で出していた6つのカードをかけてじゃんけんしている様子です。
このゲームをとおして、「喪失」という疑似体験をしています。

家族がいなくて一人で暮らしている方の生活を想像するきっかけにしてもらいたかったのです。
大切なものの価値観は人によっても、状況によっても違いますし、同じ人でも時間が経てば変わるものです。
何人かの生徒に聞くと、家族がなければ今の自分はないから大事、いつも支えてもらっている家族が大事という答えがたまたま続きました。四十路の私はそろそろ「健康」、少し前は「お金」だったかもなんて話しながらやりとりしました。

ひとり暮らしの方に役立つタブレット開発なので、困っている点をいくつかお伝えしました。社協ケアマネとも話し合い5つのポイントで話したのですが、中でも「孤独・孤立」は大きな影響があるとお伝えしました。

私の話でどこまで伝わったか、本当は実際ひとり暮らしをされている方に話していただければよかったのですが、コロナ禍でもあり、急な話でもあり、出来る限り分かりやすくお話しました。
最後の挨拶もしていただき、大きな拍手で送ってくださり感激しました。

でも、社協ワーカーはいつでも一緒に考えるスタンスなので、どうぞご遠慮なくお声かけくださいと話しながら、完成報告会に呼んでいただきたくて、生徒たちの前で確約をいただきました!
ということで、このブログのシリーズはまだ続きます。
どんな内容が出来上がるのか期待しています。
このような機会をいただき、ありがとうございました。