箕島小学校5年生では、1学期の総合授業の中で「高齢者を知り、地域に目を向けよう」と題して、地域の高齢者の方々を小学校へお招きし、ペタンク交流会を開催したり、各クラスにおいて児童が思う、高齢者イメージを実際の高齢者の方にインタビューをさせてもらったり、児童が企画したプログラムで交流会を開催したりと、授業を通じて高齢者を知ることで、役割を持った元気な高齢者が地域に沢山おられる事を知りました。

お話の中で、長生きの秘訣として、適度な運動、バランスのとれた食事のお話なども聞かせていただきました。 
2学期の総合授業では、「和食の良さ」について勉強しており、担任の先生より、1学期にお世話になった高齢者の方々に是非、児童が作ったおみそ汁を食べていただきたい、また、昔のお話などもお聞き出来ればと本会に相談があり、25日(竹組)の6限目に家庭科室において「おみそ汁パーティー」を開催しました。

児童らは、招待状を作成し、事前にアレルギーなどがないか電話等で確認してくれました。

5限目に、児童たちが家庭科室において「おみそ汁」を作りました。

具材を切り、わかめは水で戻します。

鍋に水を入れ、煮干しでだしを取りました。

だしを取った後、具材を入れ、おみそを溶きます。

味見をし薄い場合は、おみそを追加し、完成です。

おみそは、2学期が始まってから、地域の方々に教えてもらいながら、作りました。

野菜は、5・6年生の環境委員を中心に、にんじん、大根、さつまいもを栽培し、当日収穫した新鮮な野菜を使いました。

6限目に、クラスを6班に分け、高齢者の方々が各班に入り、児童が作った「おみそ汁」をいただきました。

まずは、出来立ての「おみそ汁」をみんなでいただきました。

食べながら、各班でおみそ汁を作りにあたって、工夫した事などを紹介してくれました。

入っている具材も各班で違い、とても美味しくいただきました。

おかわりをしたり、他の班のみそ汁をもらう高齢者の方もあり、あっと言う間になくなりました。

次は、「おみそ汁クイズ」です。

どのおみそを使っているか?

なんのダシを使っているか?

次は、「フリートーク」です。

今のように、お店もない時代、おやつは、芋だったり、小さな袋に砂糖を入れて、おやつに持って行き、遊んでいる途中で「砂糖を舐めた」なども話を聞かせてもらい、子供たちは驚いていました。

また、今のように給食がなく、家に食べに帰っていたなどの話も聞かせていただきました。

おみそ汁をいただきながら、おみそ汁クイズをしたり、昔の話なども聞かせていただきながら、楽しい時間を過ごすことができ、1学期に引き続き、つながり作りを行うことが出来ました。

授業終了後、高齢者の方々に感想を聞くと、おみそを自分たちで作ったと聞いて驚いた、子供の手作りの料理を食べる機会がないのでうれしかった、みんなで話をしながら食べると美味しいし元気をもらったなど、色々な感想をいただきました。
また、買い物をしていると同じ班になった子どもが声をかけてくれてうれしかったなどのお話も聞かせていただきました。

5年生松組でも、1学期にお世話になった地域の高齢者を招き、12月10日に「おみそ汁パーティー」を行う予定です。