10月1日、宮原小学校6年生、3・4限(鳩組)、5・6限(桜組)に「車いす体験」を実施しました。

主なプログラムとしては
 ・車いす利用者との話の仕方
 ・車いす利用者への声のかけ方
 ・車いすの開閉方法
 ・車いすの各部の名称説明
 ・車いすに乗る前、乗ってから確認すること
 ・車いすでの段差の上り下り(体験)
 ・車いすに乗って買い物(体験)
 ・車いすに乗ってジグザグに進んでみよう(体験)
・車いすを利用している高齢者へ実際に質問してみよう
 ・車いすで校外を移動してみよう(体験)

まずは、車いす利用者との話の仕方で、「目線を合わせて」話をしてもらいたいとお話させていただきました。

実際に、車いす利用者が困っている場合の声のかけ方を実演してもらいました。

車いすの開閉方法について、実際に、車いすを10秒でたたむのに挑戦してもらいました。その後、実演を交えて説明させていただきました。

車いすの各部の名称を説明し、良く使う箇所などを詳しく説明しました

車いすに乗る前に、乗ってから確認することを説明中

その後、マットを段差にみたてて、段差の上り下りの説明をした後、体験。

車いすを1人で動かす体験。(買い物体験やジグザグ体験など)

次に、なごみデイサービスの利用者さんに、車いす生活について質問をするグループと、校外を車いすで移動するグループに分けて授業を行いました。

今年度より、車いす利用者さんに体育館へ来てもらい、車いす生活についての質問などもさせていただきました。

児童から車いす生活についての質問をいくつか紹介します。
・車いすに乗っていて、手伝ってほしいと思うことは何ですかとの質問に、トイレに行って、ズボンの上げ下ろしを手伝ってほしいとの事でした。

・階段をのぼりおりする時には、どうするのですかとの質問に、家では階段を使わない。デイサービスでは、エレベーターを使っていますとの事でした。

・車いすには、いつもだいたいどの位乗っていますかとの質問に、寝る時以外は、ずっと座っていますとの事でした。

車いすで校外に出てみると、段差があったり、道がデコボコしていて進みにくかったり、自動販売機で欲しい商品が上の段にあればボタンが押せなかったりと色々な発見がありました。

校外への車いす体験を実施するにあたり、宮原地区交通指導員、保護者の方々にご協力いただき、子ども達が安全に車いす体験ができるよう道路に立っていただき交通整理のお手伝いをしていただきました。

最後に、段差があったり、障害物があると車いすで進むのが難しいです。段差や障害物を全て取り除く事は今すぐ出来ないが、今日は学んだことで、困っている車いす利用者がおられれば、「何かお手伝いしましょうか」と声をかけてみてください。自分1人で難しい場合は、大人の方に助けを求めましょうとお話をさせていただきました。

6年生は、11月2日(土)に、福祉館なごみにおいて「子どもカフェ」を予定しており、車いす利用者が来客された場合には、今回の体験を活かしてもらいたいですね。