5月27日、保田小学校6年生、3・4限(月組)、5・6限(雪組)に「車いす体験」を実施しました。
昨年度に引き続き、体験型のプログラムをしつつ、実際に車いすを利用されている方に、お話を聞かせていただく対話型のプログラムを追加しました。
6年生は、出前授業を受けた後、地元の介護保険施設へ交流を予定しており、そこから、車いす利用者さんに体育館へ来てもらい、車いす生活についての質問などをさせていただきました。
主なプログラムとしては
・本会の事業説明
・事前宿題についての説明
・車いすの開閉方法
・車いすの各部の名称
・車いすに乗る前、乗ってから確認すること
・車いすでの段差の上り下り(体験)
・車いすを1人で動かしてみよう(体験)
・車いすを利用している高齢者へ実際に質問してみよう
・車いすで校内を移動してみよう(体験)
本会の事業説明、宿題についての説明の後
車いすをたたんだ状態から、開くまでを児童にやってもらい、その後に、車いすの開閉方法について説明しました。
次に、車いすの各部の名称の説明をし、良く使う箇所などを詳しく説明しました。
また、車いすに乗る前に、乗ってから確認することを説明
マットを段差にみたてて、段差の上り下りの体験。
車いすを1人で動かす体験。(買い物体験やジグザグ体験など)
次に、交流を予定している介護保険施設の利用者さんに、車いす生活について質問をするグループと、校内を車いすで移動するグループに分かれて授業を行いました。
児童からの車いす生活についての質問をいくつか紹介します。
車いす生活、1年目の87歳の利用者。
料理はどうするんですかの質問に、家にいる時、料理をしていて転んで怪我をした。それから、危ないので料理はしていません。施設では、料理をしてくれる職員さんがいるので、していないとの事でした。
お風呂はどうしているのかの質問に、職員さんに介助してもらいながらお風呂に入れることを知りました。
車いすを操作する時に気をつけることは何ですかの質問に、1人で操作する時に、前に人がいないかを確認してから動かすようにしているとの話を聞かせてもらいました。
校内を車いすで移動。
段差体験
うがい、水飲み体験
手洗い体験
車いす体験をして、実際に車いすを利用されている高齢者にお話しを聞く事で、体験だけでは学べない貴重なお話を聞く事が出来ました。
また、普段何気なく移動している校内、車いすで移動してみると、通れないなど色々な発見がありました。
次は、「認知症についての理解、認知症の方への接し方などについて」の出前授業を予定しております。