今年度、6年ぶりに開催する「災害ボランティアセンター設置運営訓練」が12月21日に迫ってきました。
6年ぶりだというのに、それを箕島高校の授業で取り組もうという難題に社協職員が全員で向き合っています。

9月から始まった授業

担当であるワーカーが導入の授業を行った後、生徒たちは4つの班に分かれました。その班を、何と!社協職員も2名ずつ担当し、毎授業どちらかが必ず入っているのです。
職員の少ない有田市社協にとっては大きなチャレンジです。時には事務所には班に入らない局長次長のみという日もありますが、高校生と学び合うことはとても意義のあることだと日を追うごとに感じています。

福祉班と名付けられたチームメイトは18人。担当の先生が2人に社協職員が9人という大所帯です。

始めはぼんやりとしか分かっていなかった生徒たちがほんとにどんどん理解を深め、自分たちからたくさん提案をしてくれています。こんなに吸収してくれるんだなぁと嬉しくなります。

社協職員も今回初チャレンジとなる「キントーン」というシステム。生徒に教えるためには先に職員が習得しなければならないのです…。

9月~11月の授業は水曜日の午後と固定されていますので、毎週毎週の準備が平常業務に加わり、大忙しの社協職員たちです💦。
でも、今回の取組を通じて、職員同士の会議や日常会話がほんとにたくさん増えました。これは他の業務にもいい影響を出してくれると感じています。

全国各地の被災地支援に入っておられる企業エム・ビー・エスさんをつないでくれたのは、大阪市の社協職員さん。ほんとに有難いことです。

12月はさらに加速!

集大成の12月。実は箕島高校では「地球市民WEEK」と銘打って、12月11~13日の3日間は1日中探究の授業を行っています。私たち社協職員も業務を調整して準備授業に入りました。

だんだんと実践的になり、被災者宅と想定してご協力いただく地域の皆さんとの対応が始まりました。

9月から比べると生徒の皆さんの成長ぶりには感心しきりです。地域へ出るための電話対応から事前の現地調査、本番を想定したロールプレイなど盛りだくさんの毎日でした。実は、今時の高校生はラインやDMでのやりとりがほとんどで電話をかける経験が極端に少ないです。電話一つでもすごく勉強になっているようです。
生徒たちの中には、春から就職が決まっている子も複数おり、こうした経験が職場で活きる時が来てほしいなと思います。

また、当日の様子はワーカーブログでお届けしたいと思います。

(投稿者:M.T)