9月21日、港小学校5年生に「車いす体験」を実施しました。

車いす体験を実施するにあたり、5年生は、2学期に愛宕苑の利用者との交流会を予定しており、愛宕苑の職員さん2名の方にお手伝いをいただきました。

 主なプログラムとしては
 ・車いす利用者との話の仕方
 ・車いす利用者への声のかけ方
 ・車いすの開閉方法
 ・車いすの各部の名称説明
 ・車いすの乗る前、乗ってから確認すること
 ・車いすでの段差の上り下り(体験)
 ・車いすを1人で動かしてみよう(体験)
 ・車いすに乗って、みぞ越え(体験)
 ・車いすに乗って、段差を乗り越えられるか(体験)
 ・車いすに乗って買い物(体験)
 ・車いすの乗ってジグザグに進んでみよう(体験)
 ・車いすで校内を移動してみよう(体験)

まずは、車いす利用者との話の仕方で、「目線を合わせて」話をしてもらいたいとお話させていただき、実際に、車いす利用者が困っている場合の声のかけ方を実演してもらいました。

愛宕苑の職員さんには、車いすの開閉方法の実演をしてらいました。

車いすの各部の名称の説明をし、良く使う箇所などを詳しく説明しました

車いすに乗る前に、乗ってから確認することを説明中

マットを段差にみたてて、段差の上り下りの体験。まずは、愛宕苑の職員さんに段差の上り下りの見本を実演していただきました。

その後、介助者役、利用者役に分かれて、段差の上り下りの体験。

車いすを1人で動かす体験。(前、後、右、左、回転)

体育館内に体験コース(みぞ越え、段差の乗り越え、買い物、ジグザグ)を設置し、体験していただきました。

みぞ越え体験 
すのことすのこの間に、みぞを作り、みぞに車いすの前輪が落ちないように進んでみよう

段差の乗り越え
車いすを一人で操作し、約10cmの段差を一人で乗り越えることができるかを体験

買い物
車いすで買い物に行った時に、欲しい商品が奥や高い所にあった場合に、どこまでの商品を取れるかを体験

ジグザグ
マーカーとマーカーの間をジグザグに進み、だんだんとマーカーとマーカーの幅が短くなり、最終は80cmの幅を通ることができるかを体験 
みなさん、すごく慎重に車いすを動かしながら、コースを進んでいました

車いすに乗ったまま、砂利道を進めるかを体験

体育館から校内に入る時に、段差が2つありました。車いすに乗ったまま、校内に入れるかを体験

車いすで校内に出てみると、段差があったり、車いすに乗ったまま冷水機で水を飲むのが難しかったり、様式トイレに入れなかったりと色々な発見がありました。
また、段差があったり、障害物があると車いすで進むのが難しいです。段差や障害物を全て取り除く事は今すぐ出来ないが、今日は学んだことで、困っている車いす利用者がおられれば、「何かお手伝いしましょうか」と声をかけてみてください。自分1人で難しい場合は、大人の方に助けを求めましょうとお話をさせていただきました。

車いす体験の感想をお聞きすると、「声をかけるのがとても大事」である事が分かりましたと話をされていました。
介助している時に、次にどのように車いすが動くのかを、車いす利用者の方に声かけをするのが大事であると説明をさせていただきました。
実際に車いすに乗った時に、声かけをしてもらい安心されたようです。
体験する事で気づくことも多いと思います。
今後、5年生は愛宕苑の利用者との交流会を予定しており、今回の「車いす体験」で学んだ事、気づいた事を活かしてもらいたいですね。