7月13日、箕島小学校4年生、3・4限(松組)、5・6限(竹組)に「車いす体験」を実施しました。
授業の様子。
主なプログラムとしては
・車いす利用者との話の仕方
・車いす利用者への声のかけ方
・車いすの開閉方法
・車いすの各部の名称説明
・車いすに乗る前、乗ってから確認すること
・車いすに乗って、段差の上り下り(体験)
・車いすを1人で動かしてみよう(体験)
・車いすに乗って、みぞ越え(体験)
・車いすに1人で乗って、段差を乗り越えられるか(体験)
・車いすに乗って買い物(体験)
・車いすに乗ってジグザグに進んでみよう(体験)
・車いすで校外を移動してみよう(体験)
まずは、車いす利用者との話の仕方で、「目線を合わせて」話をしてもらいたいとお話させていただきました。
実際に、車いす利用者が困っている場合の声のかけ方を実演してもらいました。
実際に、車いすを10秒でたたむのに挑戦してもらいました。
車いすの各部の名称の説明をし、良く使う箇所などを詳しく説明したり、車いすに乗る前に、乗ってから確認することを説明しました。
その後、マットを段差にみたてて、二人一組になり、段差の上り下りの体験コース。
初めて、車いすに乗る子ども達がほとんどで、車いすが動くたびに「おぉ」と声をだし、びっくりしていましたが、介助者が次にどのように動くかを声掛けすることで、「安心感」が生まれ、びっくりすることがなくなりました。
車いすを1人で動かす体験。(前、後、右、左、回転)
体育館内に体験コース(みぞ越え、段差の乗り越え、買い物、ジグザグ)を設置し、体験していただきました。
みぞ越え体験コース
すのことすのこの間に、みぞを作り、みぞに車いすの前輪が落ちないように、前輪を上げ、上手に進むことが出来ました。
段差の乗り越えコース
車いすを一人で操作し、約10cmの段差を一人で乗り越えることができるかを体験。
買い物体験コース
車いすで買い物に行った時に、欲しい商品が奥や高い所にあった場合に、どこまでの商品を取れるかを体験。
ジグザグコース
マーカーとマーカーの間をジグザグに進み、マーカーの距離が20cmづつ短くなり
最終は80cmの幅を通ることができるかを体験。
次に、校外体験コースです。
今年度、箕島小学校では初めて、車いすに乗って校外へ行き、お店へ入れるか、砂利道、ポストへ投函、自動販売機のボタンをどこまで押す事ができるかなどを体験していただきました。
車いすに乗ったまま、正面玄関を出て、校外に出発します。
右側通行を守り、移動してくれています。
「さいじ」さんにご協力いただき、車いすに乗ったまま、お店に入れるかを体験していただきました。
車いすに乗ったまま、駐車場にある砂利道を進めるかを体験。
車いすに乗ったまま「ポスト」に投函出来るかを体験。
車いすに乗ったまま「自動販売機」のボタンをどの高さまで押すことができるかを体験。
車いすで校外に出てみると、段差があるお店には入るのが難しかったり、砂利道であれば車いすで進むのが難しかったり、自動販売機で欲しい商品が上の段にあればボタンが押せなかったりと色々な発見がありました。
また、段差があったり、障害物があると車いすで進むのが難しいです。段差や障害物を全て取り除く事は今すぐ出来ませんが、困っている車いす利用者がおられれば、「何かお手伝いしましょうか」と声をかけてみてください。お手伝いできることはしていただき、自分1人で難しい場合は、大人の方に助けを求めましょうとお話をさせていただきました。
車いす体験を実施するにあたり、ひまわりケアサービス職員さん、ひまわりケアサービスに実習へ来られていた和歌山福祉専門学校の生徒さんにもお手伝いいただきました。また、校外に出るにあたり、箕島地区交通指導員、新堂老人クラブの方々にご協力いただき、子ども達が安全に車いす体験を行えるように、道路へ立っていただき交通整理のお手伝いをしていただきました。
みなさん、ありがとうございました。