社協の玄関にいる鈴虫たちが、夕方静かになった事務所にその羽音を響かせています。
朝夕はほんとに秋らしくなり、スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋、楽しみがいっぱいですね。

さて、本日のお題は
『まちづくりって面白いっ!和大の足立先生がやってきた!』

午後から第2回目となる、高齢者サロン運営アドバイザー養成講座が開催されました。
本日の講師は、和歌山大学教授 経済学部長の足立基浩先生

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このお顔を見れば、「あさパラの人や」と思う方もおられるのではないでしょうか?
私もそうでしたから(笑)。照明の関係で写真の色合いが悪くてすみません…
ちなみに、明日も読売テレビ朝9時25分から出演されるそうです。今日のこと言いますよっ!って言ってくれてました

さて、そんな足立先生からのお話は
先進地サロンの活用事例と運営方法のアドバイス
 生涯学習の会「ヒューマンカレッジアフターの会」を通じて

まずは和歌山の気になる数字から地域分析。先生はまちづくりの専門家でもあり、統計学もお詳しいそうです。
たくさん「へ~」と思いましたが、和歌山県は居酒屋とかに落とすお金が一番少ない県らしいです。
逆に一位は高知県。足立先生いわく、高知は夜遅くまで路面電車が走っているので、帰りのことを気にせずに飲める環境にあるのだとか。
それだけに限らず、県内での消費が非常に少ないそうで、実際、大阪とかへ出かけてしまうこと多いなぁと聞いていて思いました。

足立先生は2001年から始まった生涯学習組織の講師として関わり、受講された方々がNPO化したHCA(ヒューマンカレッジアフターの会)にも関わっておられます。その中で、「住みつづけたいまちづくり」をテーマに研究調査されてきました。
市民発信のまちづくりを応援されている方です。

また、和歌山大学の学生さんとも「カフェWith」という活動でまちおこしを10年以上続けられているそうです。
その取り組みは、非常に興味深く、あっという間の2時間でした。
「人・ネタ・お金・場所・情報発信」これらをうまく活用させることで、自分たちが主体となるまちづくりをできる。
そして、主体的な活動が自分のまちに対する愛着(センチメンタル型まちづくり)を生むということです。

ワーカーとして普段感じていることと同じだなと何度も思いました。
シニアと若い世代のコラボの必要性もおっしゃっていました。
福祉の視点からみてもそれはとても重要です。
いろんな世代が一緒に活動することで、地域コミュニティの育成や醸成ができるのだと思います。
やっぱり地域福祉はまちづくりなんです。

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会場からの質問に、「先生がされているまちづくりと社会的課題との接点は?」といった内容のものがあがりました。
高校生と一緒にカフェ活動をすることで、経済的に恵まれていない生徒と出会い、一緒に活動している大学生とのつながりから救われることや、そんな状況であっても、目的をもって活動できる場があることに意味があるようにおっしゃっていました。
私も、活動が成功体験につながり、生きることに意欲的になるのかなと感じました。

先生もおっしゃっていましたが、「人脈」に助けられることは活動の中でも、活動者同士でもたくさんあると思います。
社会福祉協議会は、人と人をつないでいくのが使命。
福祉の視点を入れ、持続可能なまちづくりを進めていきたいと思います。