今月、有田市に新しい「場」が誕生しました。4月10日の初回開催に参加してきたので、その様子をご報告します。

ドーン!使わなくなったという立派な一軒家を会場として提供いただいたそうです。浜地区の馬道と呼ばれる車の入らないエリアなので皆さんが歩いて参加されています。
画像では処理していますが、入り口に貼られた案内チラシ、連絡先が「浜」(宮崎町辰が浜地区)の皆さんの仲の良さを表わしています(笑)。

昔からの顔見知りでつくるあったかい場

会場に到着すると、なんと広い二間が埋まる人・人・人!
かつ、『〇〇ちゃん』などお互いが昔からの愛称で呼びかけ合っていました。主催者である「グランマ」の皆さんは、地区の活動でたくさんの肩書をもつ有名人ばかり(笑)、ずっと地域の第一線で活動されてきたからこそ、これだけの人数が集まるのだなと感じました。

赤いエプロンの方々が主催者。唯一の男性参加者は地域包括支援センターの職員で、見事に女性ばかりでした(笑)。

昔からの顔みしりと言えば、ワーカーにとっても懐かしいお顔を発見!とにかくいろんな場で高齢者の皆さんとお会いするので、ちょっと自信がなくてどこかでお会いしたことがありますよね?と話しかけてみました。
すると、もう20年近く前、配食サービスのお弁当をボランティアの皆さんで調理・配達してくださっていた頃のボランティアの方でした!
ああ!そうですよね!とそこからお話が広がりました。
お二人とも既に80代になっているとのことですが、こうして元気にこちらへ参加されていることがほんとに嬉しかったです。

「歌でもやろか~」

そんな声が上がり、アカペラ熱唱が始まりました。
私たち職員が場をつくると、何をするか事前に考えてきっちり詰め込んでしまいますが、あの自然と流れる雰囲気が素敵ですごく居心地がよかったです。

このお二人、めちゃくちゃ歌がうまいっ!そりゃ突然でも歌えるって思いました(笑)。皆さんも手拍子で盛り上げます。

他にも自然発生的に起こっていたのがスマホ講座。この日、4月に入ったばかりの新人職員も連れて行きました。若い子を見たら、教えて!となるもんなんですね~。スマホだけでなく、ガラケーも取り出し、その場で代わりに処理をするなどさせていただきました。
合間に主催者の皆さんと何をしたらいいやろうというお話もさせていただいたのですが、これはこれですごくいいのにって正直思うぐらいあったかい場でした。
高齢者にとって「歩いて出かける」ということは、健康に暮らすための大切な活動です。また、違う世代の方も一緒にできることもありそうで、すごく可能性を感じました。

有田市社協では、今年度「生活支援コーディネーター」という名の職員を配置しました。各地域の中で、サロン活動の立ち上げや話合いの場を持つなどの際、一緒に考えさせていただきますのでお声掛けください。