令和6年6月26日(水)・27日(木)の2日間 箕島郵便局にて『認知症サポーター養成講座』を開催しました。3年前にも有田圏域の郵便局の職員さんが3回にわけて認知症サポーター養成講座を受けてくれているのですが「異動でメンバーが変わったり、サポーター養成講座を受けていない職員もいるので‥」と認知症サポーター養成講座の依頼をいただきました。今回15名の認知症サポーターが誕生しています。

認知症はだれでもなる可能性のある病気です。いつ自分や家族が、あるいは友人や知り合いが認知症になるかわかりません。厚生労働省は、2040年に65歳以上の高齢者の3人に1人が『認知症』か、その前段階の状態とされる『MCI(軽度認知障害)』を患うという予測を発表しています。

認知症サポーターは「なにか」特別なことをする人ではありません。

認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族に対して温かい目で見守ることがスタートです。認知症サポーターは「なにか」特別なことをする人ではありません。認知症の人やその家族の「応援者」です。公共機関や交通機関、お店などまちのあらゆるところに、温かく見守り適切に援助してくれる人がいれば外出もでき、自分でできることもずいぶん増えると思います。また、認知症の介護家族には「近所に迷惑をかけているのでは」という思いを持たれている方もいます。「お互い様ですから、お気づかいなく」といった一言や、ねぎらいの言葉をかけることで家族の気持ちはぐっと楽になります。こころのバリアフリー社会を作ることが認知症サポーターの役割です。みなさんも認知症を理解し、認知症の人や家族を見守る『認知症サポーター』になり「誰もが住み良いまち有田市」にしていきませんか?

認知症サポーター養成講座の申し込み・お問い合わせ先
◆有田市社会福祉協議会    ☎ 0737ー88ー2750
◆有田市地域包括支援センター ☎ 0737ー22ー3540

今回認知症サポーターになってくださった郵便局の職員さんの講座受講後のアンケートの一部をご紹介します。

・不安を感じさせない、大丈夫だと安心させられるような声かけが大事だと思いました。自分が認知症になったらどうしてもらいたいかを考えたいと思います。

・笑顔で接することを忘れず、他人事ではなく自分事のようにしたいです。そして少しでも認知症の方たちに安心して頼れるということを伝えていけたらと思いました。

・認知症の方へどのように接したらよいか、地域で見守り、ご家族が近くにいない方も安心して住めるよう見守ることが大切と思いました。窓口へ来られるご高齢の方に声かけをし、変化がないか見守っていく事が大事だと思いました。