私たち社協職員の仲間は、全国のすべての市区町村にいます。
日頃から、公私ともに学び合う機会をもったり、災害時には助け合うことができるネットワークをもっています。
おかげさまで、有田市社協のワーカーたちはいろんなまちの社協ワーカーたちとつながることが出来ています。互いに日々の活動で刺激し合ったり、ヒントをもらったりと心強い存在です。

静岡県裾野市から届いた心温まる一冊

今回、地域の皆さんにもご紹介したい一冊をお送りいただきました。
『全てすそのの実話です
 ちょっと一息ついてもらえる認知症えぴそーど集』
静岡県裾野市社協から届いたものです。
裾野市介護保険課と、同社協・介護家族の会・地域包括支援センター・北部地域包括支援センターが協力して作成されました。
2025年には、5人に1人が認知症になると言われる時代ですが、その症状は本当に人それぞれ。家族の数だけ介護の形があると思います。
裾野市の介護専門職の皆さんが、現在介護をして大変な思いをしている方に少しでも「ちょっと一息ついてもらいたい」と発行されたそうです。

ちなみに目に飛び込んでくるイラストは、有田市社協も広報紙でお世話になっているPrintコーディネーターの窄口さんが運営する「イラスト協議会」のもの。さすが元社協職員の窄口さんの描くイラストは、社協職員や地域活動者がほしくなるものばかり。
ぜひ、フリーイラストのサイトもご覧ください。
イラスト協議会はコチラから

「うんうん、分かる分かる」という共感と、「一人じゃない」という安心感

1ページ目から23ページ目まで、裾野市での認知症の方に関するエピソードが綴られています。思わずクスっとするものから、こんな風に思えば少し楽になるのかなというヒントになるもの、そんなこともあるんだなぁと考えさせられるものまでいろんな方が登場します。

有田市社協では、学校にいけない・いかない子を育てる親御さんたちと『いま向きあっているあなたへ』という冊子を発行しています。
テーマは違いますが、目の前の家族のことで思い悩んだり、これまでのように暮らせなかったり、相手の行動に一喜一憂したり、孤独を感じたりと、共通するものを感じました。
こうした声を届けることで、同じ立場の方が、一人でもホッとできる時間を過ごせたらいいなと思います。
ちょうど今日、その親御さんたちの会を開いてきました。今日も「この会があってほんとに救われた」という言葉をいただきました。
親御さんの冊子記事はコチラから

私たち社協職員はいろんな形で、今しんどい立場にいる方に寄りそえるように活動しています。今回送っていただいた裾野市の冊子からも同じ思いを感じました。

この『えぴそーど集』は、少しまとまって送っていただいています。手に取って読んでみたい方、読ませてあげたい誰かがおられる方は、有田市社会福祉協議会までお問合せください。
☎ 0737-88-2750(平日 8:30-17:15)

裾野市社協の素敵なワーカーさん!お送りいただきありがとうございました。
心があったかくなりました!
(投稿者:M.T)