6月12日、AGALA2階において、箕島老人クラブの方々にお集まりいただき、老人クラブの活動などについて、お聞きしました。

5月29日に箕島地区民生児童委員の方々から、活動や地域での役割についてお聞きし、今回は、箕島老人クラブの方々に以下の7つのテーマについてお聞きしました。
・老人クラブの活動内容について
・地域医療について
・交通手段・移動手段について
・高齢者の生きがいについて
・地域防災について
・生活課題について
・高校生に求めるものは

始まる前に、高校生が参加者の水の用意を。高齢者からは、若い人に水入れてもらって悪いなぁと。

4月17日に、なごみにおいてペタンクで交流を図った高校生と老人クラブのみなさん。顔は覚えているが、名前が…

まずは、自己紹介から始まり、老人クラブの活動についてお話いただきました。
現在の会員数は266名であり、役員会は月1回開催し、毎月2回通学路の見守り活動や、スポーツは毎月1回箕島公民館でペタンクやっているとの事。
箕島小学校の児童とも年に数回交流をしている。
また、有田市老人クラブ主催のスポーツ大会や講演会、旅行などにも参加しているとの説明がありました。
会員数が減少しており、勧誘を呼びかけているがなかなか新規入会者がないのが課題であるとの事。

次に、高校生からの質問タイムです。
・老人クラブの活動を通じて、良かったと思うことは何ですかの質問に、何もせずに家でいてるより、色々な行事に参加して人とふれ合えて、運動もでき、元気になる。心身共に健康になる事。また、役員をしていると人との繋がりが出来る事。

・車の免許を返上したら、やはり不便ですか。免許を返上しやすい世の中にするには、行政に何を求めますかとの質問に、車に乗れなくなれば不便になる。90歳でも車に乗っているが、返上も考えている。

・会社などを定年退職した後、どのように過ごされている方が多いですかとの質問に、趣味(スポーツ・カラオケなど)を活かして過ごしている方が多いのでは。人と交わり、交流があった方が健康長寿に繋がると思う。テレビ族にならないように気をつけている。

・定年退職後、働く場所はありますかとの質問に、再雇用で同じ職場に勤める方が多いように思う。年金受給が65歳なのでそれまで働く人が多い。国民年金だけでは生活するのは難しい。

・毎日の生活で、一番困っている事は何ですかとの質問に、健康が一番心配である。夫婦で生活していても、片方が病気になると片方に負担がかかる。

・若い人に助けを求めたいと思うことは何ですかとの質問に、今はないです。人口も減ってきており、自分の育った街で就職をして欲しい。そうするには、地元でいてたいなあと思える街にしていかないといけない。

・人生の先輩として、高校生に求めるものがあればご指導くださいとの質問に、人生1回しかない、大いに勉強し、大いに遊び、学生生活を楽しんでほしい。

年金葉書を持って国民年金だけでは生活するのが難しいと説明する高齢者

老人クラブの方々は、家で何もせずテレビ族にならないよう、積極的に人と交流する事で健康でいられるとの話をされていました。希薄化してきている世の中で、人との繋がりが大事である事を高校生も学べたようです。

休憩を挟む予定が、話は尽きず、約2時間、休憩なしで懇談会が行われました。
高校生は、今日の懇談会の振り返りをし、19日には箕島地区の高齢者宅へ訪問を予定しております。

箕島高校生と老人クラブの方々との集合写真