5月28日、保田小学校6年生、3・4時間目(雪組)、5・6時間目(月組)に「車いす体験」に行かせてもらいました。

 今年度、プログラムを一部変更させていただいております。
 体験型のプログラムをしつつ、実際に車いすを利用されている高齢者の方に、お話を聞かせていただく対話型のプログラムを追加しました。
 6年生は、出前授業を受けていただいた後、地元の介護保険施設へ交流を予定しており、そこから、車いすを利用されている高齢者の方に体育館へ来てもらい、車いす生活についての質問などをさせていただきました。

 主なプログラムとしては
 ・車いす利用者との話の仕方
 ・車いす利用者への声のかけ方
 ・車いすの開閉方法
 ・車いすの各部の名称
 ・車いすの乗る前、乗ってから確認すること
 ・車いすを利用している高齢者へ話を聞いてみよう
 ・車いすでの段差の上り下り(体験)
 ・車いすを1人で動かしてみよう(体験)
 ・車いすで校内を移動してみよう(体験) 

  まずは、車いす利用者との話の仕方で、「目線を合わせて」話をしてもらいたいとお話させていただきました。

  実際に、車いす利用者が困っている場合の声のかけ方を実演してもらいました。

  車いすの開閉方法。子ども達に、車いすを10秒でたためるか挑戦してもらいました。
  まさかの10秒以内でたたんでくれて、思わずガッツポーズが出ました。
  その後、職員から開閉方法について説明させていただきました。

  車いすの各部の名称の説明をし、良く使う箇所などを詳しく説明しました
  車いすに乗る前に、乗ってから確認することを説明中

  交流を予定している介護保険施設の利用者さんに、車いす生活について質問させていただきました。
  ・階段はどうしているのかの質問に、施設では階段もあるがエレベーターがあるので、不便を感じない。
  ・トイレやお風呂はどうしているのかの質問に、施設では車いす用トイレがあり車いすのまま行ける。お風呂も、介護職員がい
 るので、介助してもらいながらお風呂に入れることを知りました。
  ・車いすに、乗っていて危ないと思うことは何ですかの質問に対して、車いす移動中に、横から飛び出して来られた場合に、車
 いすは急には止まれないので、危ないとの話を聞かせてもらいました。

 その後、マットを段差にみたてて、段差の上り下りの体験。

 車いすを1人で動かす体験。(前、後、右、左、回転)

 校内を実際に車いすで移動。
 じゃりがあると、車いす移動は難しい。

 段差があったり、トイレに入れなかったりと...

 車いす体験をして、実際に車いすを利用されている高齢者にお話しを聞く事で、体験だけでは学べない貴重なお話を聞く事が出来ました。
 また、普段何気なく移動している校内、車いすで移動してみると、通れない、利用出来ないなど色々な発見がありました。
 次は、「認知症についての理解、認知症の方への接し方などについて」の出前授業を予定しております。