おはようございます!
もう金曜日ですね。1週間の早さに驚きます。
ちなみに明日は、有田市で「紀文祭り

」が開催されます。いろんなイベントも開催されますので、どうぞお越しください。

さて、本日のお題は
『人間関係の貧困』

昨日は午後から印南町まで福祉サービス利用援助事業紀中ブロック専門員研修会へ出かけてきました。
道に迷い山道に入りながらも

、何とか無事到着しました(笑)。

昨日のテーマはこちら

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精神障害のある方とのコミュニケーションについて。
私たち専門員は日常的に接していますが、再度、基本から学びなおしました。

その中で、先月のあのショッキングなニュースについても、講師の方が触れられました(講義終了後のことですが…)。
相模原の障がい者施設での殺傷事件についてです。
容疑者が以前に措置入院をしていたことで、今、措置入院そのものについてさまざまな意見が飛び交っています。
非常にデリケートな問題です。
私たちも、過去に措置入院を経験したことのある方を支援したこともあります。
講師の方も、その在り方について全部を否定されることは残念であるようでした。
きちんと治療がされ、地域に戻り、安定した生活を送っている方もたくさんおられます。
ヘルパーさんや私たちのような金銭管理の支援を受け、どこに障がいがあるのだろうと支援者が不思議に思う方もおられるぐらいだとのこと。
同感です。お話を聞きながら、先日豊中市での研修でお聞きした「人間関係の貧困」という言葉を思い出していました。
同じように治療を終えて、地域へ戻った方に対し、福祉や医療のサービスはもちろん、そこに人とのつながりがあるかどうかでその後の方向性は大きく変わると思われます。勝部さんは、貧困には2種類あって、経済的貧困と人間関係の貧困があるとおっしゃっていました。
地域の理解や、つながりがなければ、人は孤独になり、そこからまた歪みやしんどさが露呈してきます。
今回の容疑者を見ても、周りに豊かな人間関係があったとは思えません。
裏を返せば、同じことはどこの地域でも起こりうるということではないでしょうか。

私たち社協の使命は、誰もが安心して自分らしく暮らすことのできるまちづくりです。
形だけではなく、そこに人の心のかようコミュニティをつくらなければならない。
昨日の講義で豊中市でのお話を思い出しながらそう感じました。

さて、そのために私たちができることは何なのか。ワーカーとしてひとつずつ考えていきます。