曇り空で比較的気温は過ごしやすいですかね。
それでも、ワーカーは汗だくで、こうしてパソコンに向かうと自分の臭さに「ウッ((+_+))」と来ます(笑)。
その訳はこの後のブログで…。

気分を入れ替えて、本日のお題は
『水害慰霊祭での学びの発表~宮原小学校~』

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昨日、朝8時40分から執り行われました。
昭和28年7月18日に発生した水害によって、宮原町では129名もの尊い命が奪われ、児童20名も含まれていたそうです。
宮原小学校はこの水害を風化させてはならないと、授業として慰霊祭に取り組み、地域の方や関係の皆さまも参列されます。
3年前から、社協と民生委員さん・自治会さんらと地域の高齢者訪問をした6年生たちが、防災の観点から、地域で災害が起こった時にできることを考えています。そしてそれは更に地域に対して自分たちが普段からできることへと学びがつながっていきます。
それらの学びや考察を、慰霊祭の中で代表児童たちが発表してくれるのです。

その前には実際に当時水害に遭われた方の体験発表もあります。
今年も、そのリアルな話に聴衆はみな引き込まれていきました。
先人のお話を聞かせてもらうことは大切なことだなと思います。
この豊かな時代には想像もつかないことが、60年以上前のこの地で起こったこと。
インフラも整備されていない中でどれだけ復興や被災者支援が大変だったことかと頭が下がります。

児童の発表の中で、水害を乗り越えた宮原の町を大切にしたいという内容がありました。
実際の水害体験を聞いて、なおさらその思いは強まったことと思います。

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参列者が全員献花をします。
この花も地域の皆さんのご協力で集まってくるそうです。
7・18水害は和歌山県下で大きな被害を出しましたが、あれからずっと慰霊祭を続けているのはこの宮原小学校のみだと聞きます。このたくさんの花が象徴するように、地域にとっても忘れてはならない大きな出来事だったことが分かります。

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シーンと静まり返った会場での発表は、さらに緊張感を高めたことと思います。
前日のリハーサルにも立ち会わせてもらったワーカーですが、我が子を思うような気持で見守りました。

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子どもたちも、高齢者学習や訪問での聞き取りから、普段からつながっておく必要があることに気づいたようです。
まずは、声かけ、あいさつをしよう。避難訓練に誘ってみようなど意見が出ていました。
会場内には、自分たちが考えたことを貼り出してくれていました。
子どもが動けば、大人も動く。子どもの力は偉大です。
この先、この子どもたちが地域の一員として花咲かすことを願い、福祉教育は2学期へと続きます。

さて、お話はぜんっぜん違いますが、
明日、7月17日は「なごみ祭り」です。
16時~18時まで開催します!
朝からそのテント設営などで汗だくになったというわけです。
お待ちしていま~す!