お休みはあっという間に過ぎていますね。
本日は、午後から湯浅町役場へ行ってきましたのでご報告します。

ということで、本日のお題は
『落語で学ぶ精神障害』

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去年暮れにこのブログでご案内したことがある講演会です。
有田圏域自立支援協議会・精神障害者部会主催の精神保健福祉普及啓発講演会です


私も受付業務をお手伝いしてきました。

本日の講師は、
またき亭いっぱい さん(本名:山下さん 精神障害者当事者)
 村上貴栄さん(精神保健福祉士)
でした。

普段は病院のデイケア担当者と、そのメンバー(=利用者さん)の間柄だそうです。
デイケアの中で、落語をやってみようということになり、そこからめきめきと実力をつけられたそうです。

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いっぱいさんの落語は、精神障害のことを楽しく、リアルに教えてくださいました。
幻聴と言われる本当は聞こえない声や見られているという妄想で、引っ越しを繰り返しお金がなくなるお話。
お医者さんとは相性だと、医者と患者のやりとりのお話。
今日は二つのお話を聞かせてくださいました。
笑ってくれたらいいとおっしゃっていたんですが、ほんとに声を出して結構笑いました

村上さんは落語の合間に、精神障害に対する正しい認識と具体的な対応方法をお話ししてくださいました。
私も普段関わることの多い精神障害者の方を思い浮かべながら、なるほどと頷きながら聞かせていただきました。
ひとつ具体例をあげると
 曖昧や複数なお願いは混乱する
料理の場面で…
「このまましばらく煮込んで、しょうゆとみりんを適当に入れたら完成。ごはんも炊いておいてね」
こんなこと、普段言ってますよね。精神障害の方にとって、しばらくの尺や、適当の量、同時に二つのこと。
こういう指示を出すと非常に混乱するそうです。
気をつけたいです。
精神障害の方は、必要な情報だけ取り込むことができず、どんな些細なことも取り込んで結果処理できず、集中できなかったり、判断を間違ったりするそうです。

今日の講演は本当によく分かり、もっともっとたくさんの方に聞いてもらいたかったです。
と思い少し長めにご報告しました。
当事者であるいっぱいさんが語る発症の時の様子や、発症までの自分のこと。
とても冷静にご自分のことを分析されており、大変勉強になりました。

大阪から今は全国各地へ講演に行かれているそうです。
2012年には第8回精神障害者自立支援活動賞(リリー賞)を受賞されています。
今後ますます芸を磨き、たくさんの方に精神障害を理解してもらえるよう活動していただきたいです。
村上さんもそばでたくさんの方を支えながらの講演活動に頭が下がります。
同じ福祉士として、私も見習っていきたいと思います。

今日は有田圏域の精神保健福祉に関わる皆さんと、楽しい時間を過ごせました。
新しくて、機能的な湯浅町役場に感動しながら、事務局である湯浅町さんには特にお世話になりました。
皆さんお疲れさまでした。これからも、有田のためにみんなでできることをやっていきましょう