何度かワーカーブログでお伝えしている中学一年生の合同学習「ゆうわプロジェクト」が次のステップに進みました。
これまで、地域課題を自分たちなりに捉え、その背景や原因の仮説、今後必要とされることなどを考えています。それらの検証のためにいろんな方の協力を得て10月17日(月)にインタビューを実施しました。

40班200人超が22か所で一斉インタビュー!

テーマ別にインタビュー先を調整し、会場数だけで22か所、インタビューを受けてくれた方の総勢は50人前後にもなりました。週明けのお忙しい時間帯にたくさんの方にご協力いただけたことは地域とのつながりの強みでもあります。子どもたちのために本当にありがとうございました。
このブログのアイキャッチ画像は、箕島中学校でお出迎えをしている生徒たちの様子です。ドキドキが伝わってきますね!

ワーカーにお写真が届いた分で少しだけ各班の様子をご報告します。

NPO法人わいがや娘の会×保田中学校@福祉館なごみ
子育てについての課題やサービスを教えてもらっています。
わいがや娘の会の代表からは、あいさつもきちんとできて、質問も出せ、かわいらしい子たちだったと聞いています。
社協ケアマネージャー×箕島中学校@箕島中学校
コロナ禍以降の高齢者の介護サービスや暮らしについての変化について教えてもらっています。大人の方がドキドキしたとの感想をもらいました(笑)。
有田市ブランド推進係×箕島中学校@有田市役所
みんなで楽しめるイベントができないのか、中学生らしい質問に対して教えてもらっています。
有田市水産係×箕島中学校@箕島中学校
海辺のごみ問題について教えてもらいました。環境への関心の高まりは大事な視点ですよね。
車いすユーザー桑原さんwith身体障がい者連合会事務局×箕島中学校@箕島中学校
この班は質問が止まりませんでした(笑)。当事者を前に知りたいことがたくさんあふれ、この後、生徒も車いすに乗って校内を移動して感じ取ってもらいました。
 
ボランティアセンター×文成中学校&箕島中学校 @箕島中学校
ワーカーがお受けしたのは、2校の混合班です。ボランティアについて、高齢者が過ごしやすい社会についてなどなど。お写真は市民アンケート結果から分かる有田市の現状です。
ボランティアって創造性が大事なので、みんなもやりたいことがあったら一緒に考えよう!と張り切ってお伝えしました。

大人たちにとっても学びの時間

今回、多方面で活躍されている大人たちにインタビューを受けていただきました。当日までに、ワーカーや学校に説明資料の確認や、どんな風に答えたらいいやろう?というご相談もたくさん入りました。
子どもたちに向き合おうとする大人たちの真摯な姿や、子どもたちに少しでも伝えたいという思いを感じ嬉しくなりました。資料を作り込んでいる大人たちには「めっちゃ楽しんでるやん!」と返すと「つい熱くなってしまって…(笑)」という声もありました。

また、子どもたちに対して小学校の時に開催した地域のイベントを覚えてくれていたのが嬉しかったという声も入ってきています。中学校の先生方は目の前にいる中学生としての姿がありますが、そんな風に各地域では小さいころから子どもたちのために活動してくれている方々がおられるということを改めて感じていただく機会にもなったかと思います。

インタビューにご協力いただいた方々(順不同・敬称略)
・NPO法人わいがや娘の会 ・NPO法人Webleaf ・一般社団法人大地
・紀州有田商工会議所 ・箕島高校 ・有田市出身の現役大学生
・宮原老人クラブ ・公民館長(箕島・中央・宮﨑・初島・港・保田)
・車いすユーザー ・身体障がい者連合会事務局 ・保護者 
・有田市
  ふるさと創生室ブランド推進係/経営企画課まちづくり係
  高齢介護課/教育委員会生涯学習課/福祉相談室/産業振興課水産係
・学校運営協議会(箕島中学校・保田中学校・文成中学校)
・社協ケアマネージャー/ボランティアセンター