12月1日、有田市身体障がい者連合会、有田市障害児者父母の会の役員の皆さんが有田振興局や有田市の職員の皆さんと共にオークワ箕島店前にて、啓発活動を実施しました。

急に寒い日になりましたが、皆さん笑顔で声かけされていました。

毎年12月3日から12月9日までを「障害者週間」と位置づけ、様々な啓発活動が行われます。有田市でも、障害者用駐車スペースの意義を理解いただくために毎年この時期に啓発活動を行っています。

障害者用駐車スペースがなぜあんなに広いのか

「なぜか」を理解することで、行動が伴ってくるのではないかと感じています。
車いすユーザーの方が、ご自身で運転される場合は、ドアを完全に開けた状態でなければ乗降することができません。
以前に、本会の講座でゲストティーチャーをしてくださった桑原さんのお写真で確認してみましょう。

これは車に乗ろうとしている時の動作ですが、青色の部分だけでは足りないことが分かります。加えて、この動作の前に、前方から移動して車前に角度をつけて入る分のスペースも必要となります。

このスペースがなければ、車に乗ることも降りることもできません。空いているからと斜線の部分に単車や自転車を置かれていると、車いすユーザーがそれを一人で移動させることはできず、持ち主が現れるまで待ちぼうけになるのです。
障害者用駐車スペースは店舗入り口付近など便利なところにあるので、停めたくなる気持ちになるかも知れませんが、車いすユーザーの方にはこの広さがなければ駐車することができないということをご理解ください。