今日の午後から、初島中学校でのふるさと学習(1・2年生)という授業に参加してきました。

この授業はさかのぼる事1年以上前…。
初島町でこのまちをもっと盛り上げよう!と動き出した一人の民生委員さん。
仲間を増やし、いろんな人を巻き込みながら、「チーム六桜花」を結成しました。

当初は、助け合いの輪を広げることを考えてきましたが、初島中学校は令和3年度末をもって閉校することが決まっていることから、もっと中学生に伝えるべきことがあると話がシフトしていきました。

以前にもお伝えしたことがあると思いますが、チーム六桜花は、何を中学生に伝えて行くべきかを何度も議論しました。
結果、4つのテーマに決定しました。

1 東燃と歩んだ町~自転車で巡回学習~
2 石碑から見えるふるさと~フィールドワーク~
3 初島の農業~石積体験をとおして~
4 オリジナル手袋を企画~地場産業(軍手)~

それぞれの班に六桜花のリーダー格のメンバーが入り、農業のところには有田振興局農地課から職員さんたちが入ってくれました。

初回の授業を経て、本日、全員が初島の町に出ました!六桜花のおいやんも生徒たちと自転車移動しました。

ちょっと新鮮な画でした(笑)。先頭がおいやんです。

私は、農業班の石積み体験に参加したので、申し訳ありませんがここからは石積みについてのご報告です。

有田みかんは約450年の歴史があります。特に、山の段々畑にある石垣が有名で、山を開墾する際にそこから出てきた石を使って先人たちは石を積んだと教えていただきました。同じみかん山でも四国には山の中に石がなかったので石垣ではないんだよと教えてもらってビックリです。

また、この石積みは熟練した技術が必要で、面(つら)を真っすぐに揃え、水はけを考えて中には「ぐり」と言われる小さい石が詰まっているそうです。

石積みのやり方は、地区の農業委員さんたちが指導してくれました。
まずは、説明を聞いて一段だけお手本をみせてくださったのですが、驚きの早さと綺麗さ!!感動しました。

生徒たちも実際に石積みをしました。最初は大きい石を積むのでその重さに手こずりました。

自然と声かけ合って、作業できていました。

こちらは石積み専用の農機具だそうです。最近はコンクリートで石垣をつくることも増えてきたので、これを使う人が減れば販売もなくなるかも知れないとお聞きしました。

(※掲載許可を取っていないので、生徒さんの顔は加工してあります)

ある程度石を積めたら、「ぐり」になる部分の小さい石を後ろに積んでいきます。

そうして、約1時間、汗を流して一生懸命作業をしたら、こんな立派な石垣が出来ました!

前後を比べるとこんな感じです。

この体験は見ているだけの私もとても楽しかったです。
石の形や大きさを考えてはめていく作業は少しゲームに似ていて、最後の1枚がピシッとはまった時はみんなで歓声を上げました。
何より、生徒たちが夢中になっていることはその表情や姿からよく分かり、そんな様子に私たち大人もすごく嬉しくなりました。

この作業をすることで、これまでは日常の中の風景に過ぎなかった石垣がどんなに価値あるものなのかがわかったことと思います。約450年もの間、先人たちが守ってきたもの、それはこんなに労力と智恵が詰まっていて、壊れては直しを繰り返して守られてきたことなのだと私も感じました。
まさに「ふるさと学習」です。

この後、まだ2時間の授業を使って、それぞれの班活動での学びや気づきをまとめていきます。
六桜花のおいやんたちが初島町で育っている子どもたちに伝えたかったことは心に残ったのではないかと思います。

最後はみんなで完成した石垣の前で記念撮影。顔は加工していますがみんなとびっきりの笑顔でした!