10月8日に、エバグリーンより3名の職員さんに、箕島高校へお越しいただき「スーパーエバグリーン湯浅店」の「お買物送迎サービス」について、お話を聞かせていただきました。
お買物送迎サービスの始まりは、他店にないサービスはないかと考えた結果、移動手段のない65歳以上の方で、車の乗り降りができる方を対象に、2010年からスタートしたようです。
介護サービスではないので、歩行に介助が必要、車椅子等の方はお断りさせていただいていると。
・送迎は、湯浅町、広川町の対象地域
湯浅町→湯浅・別所・青木・栖原・山田・田村
広川町→広・名島・唐尾・柳瀬
・地域によって運行の曜日や時間(午前中)が決まっています。
・運行コースは、全部で4コース、火曜日~土曜日の週5日間運行しており、日曜日、月曜日はお休みです。
・入会金・送迎費は無料。
・送迎車は1台で、乗車人数は6人まで。利用したい日を事前に、電話にて予約してもらうようです。
・お買物時間は、スーパーエバグリーン湯浅店に到着して、30分以内。
・現在の登録者数は213名、利用している方は約70名、1日平均7、8名がご利用されているようです。月平均2名ぐらいの新規登録者があるとの事。
・申込の流れは、まずは電話にて申込 → 担当職員が自宅へお伺いし説明 → 申込書・誓約書等に記入 → 登録完了 → 電話にて利用したい日を予約
・運転手は、エバグリーンを退職された方1名との事。
運転手の方が、体調不良等で休まれる場合は、申し訳ないですが、その日の運行もお休みさせていただいていると。
・広報活動は、スーパーエバグリーン湯浅店内にチラシの掲示、新聞などへの折り込みチラシを入れたり、LINEを活用していると。現在の利用者数は少ないと思っており、今後はもっとご利用していただけるよう、広報していきたいとお話しされていました。
高校生からの質問をいくつか紹介します。
・他店でのサービスは可能ですか。
現在は、湯浅店のみのサービスであるが、今後は他店でも検討していきたいと。
・売上がどれくらいあれば、サービスは続けていけますか。
行政からの補助などはなく、すべて当社負担で実施しており実際は赤字です。
どれくらいの売り上げがあるかは、計算できていないが、必要なサービスと考えており今後も続けていきたい。
・地域スーパーが地域で求められている役割は。
お客様への対応、接客だと考えている。
車内では、お客様同士、よくお話をされており、週5回ご利用されている方もおられるようです。
お客様の声として、「サービスはありがたい」「助かっている」「自分で運転するのは危ないから利用させてもらっている」「ご家族に車の運手は控えるよう言われているので」などのお声をいただいていると。
また、ご要望として、乗車人数がいっぱいで利用できない時がある、車がワンボックスカーであり、乗り降りする時に大変であるなどのお声をいただいている。
高校生の感想として
・赤字でも、お客さんのために続けているのはすごい。
・他店でも、同じサービスをしてもらえたらなど。
今回のお話を聞かせてもらい、高校生として2月開催のフォーラムに向け、提案出来ることはないかを今後の授業でまとめていきたいとの事です。
授業が始まる前に、エバグリーンの職員さんから、自己紹介として1人1人に名刺を渡してくれていました。社会人では当たり前ですが、高校生にとっては初めて事で、みんな緊張してましたが良い経験になりました。
次回10月15日は、「ひまわりケアサービス」での避難訓練に参加させていただきます。