有田市社会福祉協議会では、有田市内で2カ所認知症カフェを開催しています🌼

認知症カフェは、認知症になっても住み慣れた地域で 安心してその人らしい生活を続けられるよう、認知症の方やそのご家族、地域住民、専門職等の誰もが気軽に集うことのできる『つどいの場』です。
 どなたでも参加でき、認知症の方への支援や認知症のご家族の介護負担を軽減できるよう、気軽に相互交流や情報交換などが行える地域の活動拠点となっています。

2カ所の認知症カフェをご紹介します(*^^*)
まず1つ目の『もももカフェ』から。

『もももカフェ』は辻堂の「よりみちユキ」をお借りして、偶数月の第2木曜日の14:00~15:30に開催しています。

今回のおやつは「チュロス」だったのですが、作っている時も「チュロスって初めてきいたわ!」「ドーナツみたいなもん??」「みんなで食べたらなんでもおいしいわなぁ」などワイワイいいながら作りました。
はじめは油の火加減が強過ぎて、チュロスが焦げてしまうハプニングもありましたが、ホイップとイチゴを添えおいしいスイーツに仕上がりました☺

2月に開催したもももカフェでは、参加者の元同僚でギターの演奏ができる方をゲストに迎え楽しいひと時を過ごしました。
「旅愁」や「里の秋」など皆さんが自然と口ずさめる曲をたくさん演奏していただき、みんなで一緒に歌いました♪

歌のあとは、おやつとコーヒーでおしゃべりタイムです☕

もももカフェに参加されている方々は、普段から地域の気になる高齢者や認知症の方にも声をかけ、体操やもももカフェにも誘い出してくれています。


一人暮らしで、食事をきちんと食べておらず 痩せてきた事を心配し、市役所に相談して配食サービスを利用するようになった…というお話も聞かせてもらい、自主的な見守り活動の意識が生まれているんだなぁと心強く感じました。

2つ目の『純喫茶なごみ』です。

『純喫茶なごみ』は、福祉館なごみで、奇数月の第2木曜日の14:00~16:00に開催しています。

純喫茶なごみには、認知症サポーター養成講座を受けられた方も参加してくれています。認知症サポーターのマスコットキャラクターの『ロバ隊長』をかつらぎ町社協さんからプレゼントしてもらったのでテーブルに飾っています。今回のおやつは、「台湾カステラのホイップ添え♡」です。

3月の『純喫茶なごみ』は、参加者の「〇〇さんから声をかけてもらったんで友達を誘ってきたんよ!」と新しく参加してくださった方がたくさんいらっしゃいました(*^^*)

以前から参加者の皆さんから「歌をうたいたい!」とリクエストがあり、今回からキーボードを演奏してくれる万賀さんが新たにボランティアとして加わってくれることになりました✨

3月なので「仰げば尊し」「贈る言葉」「いい日旅立ち」「春が来た」「青い山脈」など、皆さんがなじみのある曲を10曲ほど万賀さんがセレクトし演奏してくれました♬歌の間に「卒業式と言えば、いつの卒業式を思い出しますか?」「好きな人の第2ボタンをもらいましたか?」などと参加者の皆さんに問いかけてくれました。「青い山脈の映画見に行ったなぁ‥(奥さんではない方と笑)」と若いころにタイムスリップしていました。 

帰り際に取らせてもらったアンケートには
・会話をしたり、声を出して歌ったことが良かった!
・楽しくて時間が過ぎるのが早かったです
・初めて参加したけれど、また次回も参加するよ
・皆様とお会いして、交わり、世の中の事を学び本当に良かった
・友達ができ良かった。皆の顔を見られて楽しかった

などとうれしいお言葉をたくさんいただきました。

認知症状が進行し、だんだんと口数が少なくなってきている参加者のご家族さんから後日「カフェでもらった歌詞カードを見ながら、家で一緒に歌おうか!と声をかけ、自分が出だしを歌うと3番までスラスラと歌ったよ!」とうれしいご報告もいただきました(*^^*)

認知症の方も、そのご家族も、地域の方も楽しく過ごせる居場所にしていきたいと思っています。
皆さん、お気軽にご参加ください。