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絵:みやもとかずあき

全国盲学校弁論大会 全国大会弁論集

先日、地域の視覚障害のある方から「ワーカーさんには読んでもらいたい」と冊子をお預かりしました。とても分厚くて、一瞬で点字であることが分かるものです。思わず、「私は点字が読めないんですけど…」と言ってしまいました(笑)。ちゃんと文字と点字で書かれてありました。

当事者からの学び

この方には、今年度に入ってから防災関連の事業や学校の授業で視覚障害の当事者としてお世話になっており、お会いするたび、私たちにもいろんな気づきや学びをいただいています。
初歩的なところで言えば、「席を案内してくれるなら、声で説明するよりも、背もたれを手で持たせてほしい」ということから教えてもらいました。福祉職なのに不勉強ですみません。
言葉を主なコミュニケーションツールとしている私たちは、どうしたら伝えられるかと考えてしまうのですが、触れば材質も高さも、形状も分かるんですよね。教えてもらえればそりゃそうかと思うことも、自分の価値判断の中では気づかないこともあります。

今回、貸していただいた弁論集を読みながら、涙が出てしまう作品もいくつかありました。今もある障害者差別や盲学校という存在の偉大さを感じる作品も多くありました。でも、どちらかというと障害があるから辛いという内容ではなく、人として共感できる場面で心が動かされた気がします。人は人に救われるのだとあったかい気持ちになりました。

ネット上でも公開されていますので、お時間があれば皆さんもお読みいただければと思います。

全国盲学校弁論大会 点字毎日

そして驚くべきは、その弁論の表現力です。動画での視聴もおススメです!

(投稿者 M.T)

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