とても勢力の強い台風21号がどんどん近づいています。
今日ばかりは外へ出ることもできず、有田市の社協ワーカーたちはたくさん届いている作文コンクールの作文の一次審査を行っています。

何百という数です…正直くたびれる時間もあります(素直過ぎるワーカーですみません)。
でもステキな出来事や子どもたちの純粋な気持ちに触れるとほっこりとします。

毎年思うことですが、私たちの暮らす有田市のあちこちで、地域の方と子どもたちとの交流が自然とあることを嬉しく思います。
親子で、福祉のことやボランティアについて話をしているご家庭もあります。
子どもたち自身が障害のある兄弟について考えている想いもあります。
また、私たちがプロデュースした高齢者との交流から、こちらの思う以上のことを考えてくれている子どもさんもいます。

子どもたちにとっては、短くなった夏休みにたくさん出される作文の中のひとつであり、気乗りせずに書く子もいると思います。
でも、この作文を読むだけで、私たちもまた地域について理解が進み、どんな視点を伝えて行くべきなのかという学びになります。

そして、先日お伺いした文成中学校でお聞きした地域とのつながりについてもご紹介したいと思います。

文成中学校では、生徒は自身の暮らす地域の溝掃除にお手伝いに入ります。
それを終え、ある区長さんから大変助かったというお礼状と写真が届いたということです。
実は私もこの区長さんと別件でお話したのですが、地域の中には高齢者ばかりであったり、住民が近くにいない場所もあり、そういうところを中学生が手伝ってくれると大変助かるのだとおっしゃっていました。
学校からの依頼を地区で上手くコーディネイトされ、中学生の活躍の場ができることはお互いにとっていいことだなと感じます。

作文コンクールの作品でも、他の地域でのそういった取り組みについての内容もたくさんありました。
子どもたち自身が、地域の中で自分にできることを探そうとしている子もいるのだと心強く思いました。

追記 このブログの投稿は台風21号の通過により停電となり、途中で終えていました。
明けて9月5日有田市内のみならず、今回も広域で被害が出ております。
被災された皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。