いいお天気ですね。
午前中は事務局総出で活動計画会議。
ホワイトボードを3枚も使って、あーだこーだと話し合いながら楽しい会議となりました。
ま、これからやるべきことがまた増えた訳ですけど…(笑)。

さて、そんな昼下がりにお伝えするお題は
『笑いに包まれたコーディネーター養成講座』

昨日、午後から開催された「地域コーディネーター養成講座」通算7回目。
講師は、喜成会地域交流センター センター長 寺井政子さん
和歌山では有名な方で、私も昨日でお話をお聞きするのは3回目ぐらいでしょうか。

痛快・豪快・愉快な2時間でした。
45年の活動を通して、人とのふれあいを大切に、自分自身が動くことを心がけてこられたそうです。
何とっ!御年80歳!
まったくお年を感じさせないスピーディな話に会場はずっと引き込まれていました。
90歳まで今のような活動を続けることが目標だそうです。

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こんな感じで2時間ずっと立ったまま、何も飲まずに、ほんとにすごい方です。
スーパーおばあちゃん、いや、スーパーご婦人でしょうか。

「求めているものは何か?」
常にこのことを考えておられるそうです。

お話の中にこんなエピソードがありました。
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あるご高齢の女性。
ヘルパーを使って生活をしている中で、いよいよ体が限界に。
ある日、「まぐろを食べたい」という希望を訪問したヘルパーがお聞きしました。
でも、ヘルパーの責任者は「そんなご高齢の方がまぐろなんて生ものを食べてはだめです」と。
教科書通りの意見ではあります。
でも、その後訪問したヘルパーはまた「まぐろを食べたい」という希望をお聞きしました。
再度責任者に伝えても答えは同じ。
まぐろが大好きだった方なんでしょうね。

そうこうしている間にその方は帰らぬ人となってしまったそうです。
寺井さんは、どうして余生わずかな人の求めているものを食べさせてあげなかったのかと悔やまれていました。
その方の棺前には、まぐろのお寿司が供えられたそうですが、生きてる間に食べさせてあげたかった、
例え食べられなくても唇につけるだけでも、その人は満たされたはずなのに…。
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とても悔しそうに話されていました。
会場の人にも、人生の最後に食べたいものは家に帰ったらすぐに周りの人に言っておきなさいと話されていました。
ちなみに、そんな寺井さんは「某〇〇タッキーのフライドチキン」
意外でしょ?大好きだそうです。

求めているものを満たすことを目指す。
その中で、現在はみんなが居場所を求めていると感じられるそうです。
そうして、ふれ愛サロンや認知症カフェの運営をされています。

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最後に「草津、よいと~こ~♫ いち~ど~は~おいで~」と
草津節体操で、体をほぐしてくれました。

目の前にいる80歳の大先輩に、会場にいる方々も発破をかけられた気がします。
「自分自身が楽しんで、地域の方が求めていることをしなきゃだめですよ!
そして、どんな自分でありたいのか、なりたいのかきちんと目標を持たなきゃね」

そんな熱いメッセージをいただきました。
今月29日にいよいよ最終回を迎える養成講座。
この中から地域で活動してくれる方が一人でも多く生まれることを願っています。