昨年8月に開所した「AGALA」
地域の皆さんや地域福祉ネットワーク会議の皆さんと話し合いながら進めてきました。
立ち上げる前の会では、AGALAがスタートしても「推進会議」をもって、皆さんの意見を聞いていきますからねとお伝えしていました。
年度初めのバタバタも終え、ようやく昨夜推進会議を開催しました。
これまでAGALAの活動に関わってくださった方、学校関係者、商工関係者、ボランティアと幅広くご案内したところ、
月曜の夜だというのに16人もの方が来てくださいました。
まずは、社協ワーカーから、AGALA立上げの経緯を再度ご説明し、昨年度中の活動と現在決まっている活動についてご報告しました。
その後は、お智恵拝借タイム!
皆さんに、AGALAについてのあれこれや、今後の展開についてご意見をお聞きしました。
会場キャパの関係でご近所の箕島小学校をお借りしました。
たくさんご意見をいただきました。
例えば…
AGALA食堂について
・ 最近の子は大勢で食べることが少ないので、AGALA食堂は「昔の法事」のようでどの子もとても楽しそうにしている。
・ たくさんおかわりもしてくれるし、ボランティアは作り甲斐がある
・ いただきます、ごちそうさまが言えない子もいたが、ボランティアの声かけでだんだんと言葉が出るようになっている。
・ 曜日が固定されているので、参加できる子が限られている。
・ 元々AGALAのことが分からない上に、子どもには無料で提供と言うところが怖く感じると聞いたことがある
2階のフリースペースについて
・ 使い方が分かりづらい!
・ 高齢者にとっては、行くことも難しく、ましてや2階にあがるのがしんどい
・ みんなの居場所にするためには、いつも誰かがいて、例えばかぎっ子の子どもたちが夕方まで過ごす場として使ってはどうか。
いやぁ、やっぱり話さないと分からないことがたくさんありました。
AGALAって誰がやっているの?という根本的な質問も出ました。
私たちの周知の不十分さを感じました。
1階部分はテナントのイメージでご理解いただければと思います。
一般社団法人大地が管理委託協定のもと全体を管理しつつ、1階部分でカフェを営業しています。
1階の経営に社協はまったく支援はしていません。
社協は地域での多世代交流拠点として、トータル的なプロデュースをしています。
AGALAだけを考えるのではなく、箕島地区を考えるツールとしてAGALAがあると思っています。
摂南大学の上野山先生からも、活発な意見が出ていたと感想をいただきました。
AGALAの評価できる点として次の4つを上げてくださいました。
① 空間的・心理的な拠点として位置付けられている
② 多様な主体が交流できている
③ 対象を限定しないことから包括性がある
④ 交流によって、それぞれに学びが生まれている
記録の際に先生の発した言葉とは若干変わってしまいましたが、このような意味づけをしてくれました。
その上で、
① ボランティアの負担の軽減やもっと多様な主体を巻き込むことで継続性をもたせること
② もっと認知度をあげ、アクセス課題について新しい提案をしていくこと
などを考えながら、基本はAGALAにくる誰もが「おもろい」と思える場にしていくこと
とアドバイスをいただきました。
社協だけではできないことばかりです。地域の皆さんや専門職、公的機関、いろんな方と協働してこそ「社会福祉協議会」です。
これからも皆さんと対話しながら、みんなの居場所づくりプロジェクトを進めていきます。
遅くまで話し合っていただいた皆様、本当にありがとうございました。