去る8月10日、和歌山県内の社協職員3名・教育関係者1名が和歌山県社協に参集し、全社協からライブ配信される研修を全国の皆さんと受講しました。
有田市社協からは、受講者と全社協講師に分かれて同じ研修に参加しました。

「これから」につなげるために

8月の研修の様子は、和歌山県社協が発信してくれています。
ぜひ、ご覧ください。
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和歌山県社協FBページより

研修というのは、その日はすごく学びが多く充実したものでも、現場に戻るといつの間にか忘れてしまうということもよくあることです。福祉教育に関しては、すべての地域福祉実践の根っこになると捉え、日々の業務にも活かしてほしいことから、受講者とファシリテーターの面々で9月11日に振り返り会を開催していただきました。

一応、和歌山には全社協講師がいるということで、短時間でも再度押さえておきたいポイントを組み立ててみました。

これからつくるプラットフォームに向けて

本研修は令和元年度から始まっており、和歌山県下でも受講生の数は年々増えてきています。
研修の中では、広域の福祉教育プラットフォームを考えるという内容もありました。研修の題材としてただ考えるのではなく、ぜひ、それを具体化して和歌山らしいプラットフォームをつくっていきたいと思っています。
今回の振り返り会の中で、県内の推進員たちで集まるなら、どんな交流会・学習会を求めたいかを確認し合いました。
・自分自身を高められる
・気軽に相談できる人、福祉教育という得体の知れないものを相談できる人とのつながりをつくることが出来る
・社協以外の人と繋がることが出来る
こんな場をつくりたいというご意見をいただきました。

文字で並べると簡単にできそうなのですが、実際にカタチにしていくのは実はすごく難しいのです。そのために、まずはそれぞれができることを言語化してもらい、トライすることになりました。
その一つとして、自主的な学びの場で、伝達してくれる受講者がいます。

県内社協職員はもちろん、一緒に地域福祉を高めていきたい方も対象の勉強会です。

福祉教育とは

ブログをまとめているワーカー自身も、養成する立場にありながら、ずっと問い続けていることです。地域や学校でお話しするときには、こんな風に伝えることがあります。

福祉教育とは・・・
「出会いと学びの場をつくり、人の意識と態度を変えていくこと」
「共生の文化をつくっていくこと」

ここには、全社協福祉教育推進委員会委員長である原田正樹先生のお言葉を引用させてもらっています。伝え方はさまざま、受け止め方もさまざま。受講者の言葉を借りれば、「得体の知れない福祉教育(笑)」なのですが、地域や学校の中に、出会いと福祉の学びをつくっていき、私たちが推進員として意識して関わると、福祉教育になっている…と感じます。

有田市社協では、福祉教育を通してさまざまな地域福祉実践を行ってまいります。

(投稿者:M.T)